湘南コロナの症状(+検査所見や対症療法)について
湘南コロナと欧州系肺炎コロナとの最大の違いは、湘南コロナではウイルスそのものによる直接的な呼吸器感染症状が出ないことです(合併した細菌感染症等による咳などは出ることがあります)。
腹部消化器症状(嘔気、嘔吐、腹痛、便秘、下痢など)の出現比率は、欧州系肺炎コロナでは発症患者の1割未満ですが、湘南コロナでは5割以上です。
欧州系肺炎コロナでは便中ウイルスはほとんど検出されず、主に咳を介してウイルスが飛散し流行が拡大しています(飛沫感染、空気感染?、接触感染)が、湘南コロナは主に便中にウイルスが排泄され、トイレ利用などを通じてウイルスが拡がっている(接触感染している)と考えられます。
なお、中国武漢で発生したばかりの(元祖)新型コロナウイルスは、呼吸器系にも消化器系にもウイルスが排泄されていました。増殖していく過程で変異が重なり、主たる感染方法も分化していったと考えられます。
2021年令和3年1月末、中国が肛門検査をするということで話題になりましたが、それは中国が初期に得たウイルス情報に基づく選択でしょう。
参考ページ(わりと読みやすいページを選んでいます)
欧州肺炎型コロナの症状→→→ 新型コロナ 典型的な症状、経過、重症化のリスク、後遺症についてBy 忽那賢志(クツナサトシ)
中国、便中ウイルス→→→ 新型コロナウイルス、呼吸器組織より便から長期間検出
便中ウイルス→→→ 新型コロナ患者、消化管のウイルス感染は長引く可能性も-香港中文大 (Jason Gale 2020.09.08 Bloomberg)
便中ウイルス→→→ 新型コロナウイルスは腸に潜んでいる可能性があります (かねしろクリニック:2020.05.05)
中国、肛門検査→→→ 中国、コロナ検査で肛門から検体採取
中国、肛門検査→→→ 中国で新型コロナ「肛門検査」、激怒した韓国人が大使館に訴えてふん便検査に変更―台湾メディア
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