外来での私の説明は時期によって変化していきます。ここでは最近の説明を載せておきます(令和5年2023.07.10~)。
高熱や強い疲労感でグッタリ状態の方は、少し楽になってから目を通してください。
前半目次
そんなことは、考えたことがないかもしれません。
しかし、「日本人はコロナに強い(強かった)」という事実は、その後のワクチン接種の効果やコロナの大流行を理解する上でとても重要なことです。
「インフルエンザに弱い人」は毎年のようにインフルエンザに罹って(かかって)います。
一度かかると生涯免疫が保持されるといわれる流行性耳下腺炎(おたふく)に、数年ごとに罹り続けている人もいます。
いろいろな病原体とヒトの免疫系には、ひとりひとり異なる相性があります。
コロナウイルスに対しても「強い人」や「弱い人」がいます(もちろん強弱の程度は人それぞれです)。
「コロナに弱い人」は、特別な理由 がないのに、この3年間に2回も3回もコロナに罹っています(この3年間:2020年令和2年~2022年令和4年)
沖縄ではもう4回目、5回目の話が出ているようです(2023年令和5年6月)。[追加情報:横浜でも4回目の人が出ているようです(令和5年7月下旬)]
「特別な理由」とは、例えば小さな子供のいる家庭で先に子供がコロナに罹るような場合です。家庭内隔離は事実上不可能です。
こういうときは家の中がウイルスだらけになるため、親がどんなに強い免疫を持っていてもコロナに罹ってしまいます。(注:それでも紫外線UV殺菌機能付き空気清浄機を使ったり、換気をしっかりすることでウイルス量を減らせば、感染を防いだり、症状を軽くしたりすることが出来ます)
また、何年も飼っていたペットが亡くなると大きな哀しみで免疫力が落ちます。こういうときはウイルスが少なくてもコロナに罹ってしまいます。
引越しや転職などの大きな環境変化は比較的強いストレスとなり、コロナに罹りやすくなる原因になります。
自分がなぜコロナにかかったのかを知っておくことは、次の感染を防ぐうえで重要です(繰り返しかからない方がよい感染症です)。
「コロナに弱い人」は、そういった特別な理由がないのに短期間に何度も繰り返しコロナに罹ります。
この3年間(2020~2022)にコロナに罹ったことが 「0回~1回」 の人は、コロナに強いと思って良いでしょう(特別な理由があれば、強い人でも2回~3回と罹っています)。
日本人のほとんど(8~9割以上)は コロナに対して強い(正確に言うとファイザー社やモデルナ社の mRNAワクチン を接種する前は 強かった)と言えます。
注: 日本人が接種を受けた mRNAワクチン(メッセンジャー・アール・エヌ・エイ・ワクチン)はファイザー(およびビオンテック)社の『コミナティ筋注』、あるいはモデルナ社の『 COVID-19 ワクチンモデルナ筋注(→ スパイクバックスTM筋注)』です。
2020年令和2年の春、中国武漢から世界中にコロナが拡がったころ、日本のテレビでは海外のニュースばかり放映していました。
ヨーロッパやアメリカでは、コロナに罹ったときに死亡する確率が日本の 数十倍から百倍 だったからです。
「・・・で何万人亡くなりました」といった海外ニュースは、日本の死者数とは 桁違い(けたちがい)であり、別世界の出来事でした。
そのころNHKは、「日本人はなぜコロナに強いのか」を探る番組を作っていました。
コロナに対する関心が高まっていた時期なので、この番組を見た覚えのある人は多いようです。
番組は、おそらくコレだったと思います:↓
NHKスペシャル「タモリ×山中伸弥『人体 VS ウイルス』~驚異の免疫ネットワーク~」(放送日:2020.07.04 午後7:30~8:43)
番組の紹介ページ(↑)には次のように書かれています(↓)。
「番組では、そんな新型コロナウイルスに対して、なぜ日本人は重症者が少ないのか、何が症状の重さを左右するのか、治療の決定打はどんなものなのか?など、誰もが疑問に思っていることにどんどん迫っていきます。」
「印象に残ったことは・・・高齢者でも心配ない!ということですね」
日本人がコロナに強い原因は不明だったので、山中伸弥さんはそれを ファクターX (ファクター・エックス)と呼びました。ファクターXには先天的なもの(遺伝的なもの)と後天的なものがあると考えられます。
ところが、2022年令和4年にオミクロンの流行が始まると、日本は世界最大級の感染国になってしまいました。
参考図:↓
(2023.08.30 札幌医大HP上にて作成)
通常、特定の病原体に対する民族的な免疫力が、理由もなく急に変化することはありません。
コロナに強かった日本人がコロナに感染しやすくなった原因は mRNAワクチン です。
ファイザー社やモデルナ社の mRNAワクチン を国民の8割以上が接種したので、日本国民は コロナに弱くなった のです。
多くの方は、次のような免疫力UPの効果を期待してmRNAワクチンの接種を受けました(次図)。
ワクチン接種でコロナに対する免疫力はグンと強くなり、時間が経過すると低下するが、追加接種でまた強くなると(期待)。
しかし、実際に起こっていることは次のような変化です(次図↓:これは私の 臨床観察 によって得られた知見です)。
mRNAワクチン接種を受けるたびに、このような変化が繰り返されています。
コロナに対する免疫力は、接種を受けるたびに「まず大きく低下します」。約1カ月間、コロナに罹りやすい状態が続きます。
その後、グンと強くなります。
数カ月間で効果が切れ、再び大きく低下します。
その後、追加の接種を受けない場合、どれほどの時間で回復するかはわかりません(現在、接種された方々が実験中です)。
実際にコロナに感染すると早く回復するようです。
コロナに対する免疫力が、ワクチン接種によってなぜこのような形で大きく波打つのか、免疫学的な機序は不明 です。
機序がわかれば、悪影響を軽減する方法や早く回復させる方法の開発も可能になるでしょう。
最初の武漢株用として用意されたmRNAワクチン(初期型)の、免疫学的に問題のある作用の原因を究明し、改良に取り組む必要があると考えられます。
この問題の解決がないまま、mRNAワクチン(初期型)の接種でコロナに罹りやすい期間を短くしようとすると、数カ月ごとの接種が必要になります(実際、3カ月毎に接種する案が検討されたこともあります)。
テレビ等では、ワクチンでコロナに対する免疫が強くなる部分のみが宣伝され、逆にコロナに罹りやすくなる期間があることは隠されました。
今でもテレビ等は、この情報を国民に知られないように注意しています。
その理由は、もちろん多くの国民に接種を受けてもらうためです。
日本は接種するかどうかを各自で決めることができます(任意接種)。
そこで、人々が接種をためらうような情報は隠されてしまいます。
主要なテレビや新聞は、「mRNAワクチン に対する期待に反する情報」は一切報道しません。
インターネットで検索しても、mRNAワクチンの問題を扱っているページを見つけることは困難です。
Google(グーグル)などの検索エンジンは、いわゆる「検閲(けんえつ)」を行っており、一般の人々がそうした問題を知る機会が少なくなるようにしています。
検索エンジンを使ってこのウェブページを見つけることは不可能です。(注:しかし、ここは個人的なページなので、不特定多数の目に留まらないことはありがたいことです。)
私はむしろ、こういう情報はしっかりと国民に伝え、mRNAワクチン(初期型)の改良が必要なことに対して国民の理解を得ることが重要だろうと考えています。
その方が製薬会社等開発者による研究も進めやすくなるのではないでしょうか。
2020年令和2年末、世界でmRNAワクチン接種が始まりましたが、日本人はコロナに強いのでワクチンは不要だと考えられていました。
中国武漢でコロナ騒動が始まった1年後(2020.12.08)、イギリスで最初のmRNAワクチン接種が行われました。
世界に先駆けて「全国民対象の接種」を開始したのはイスラエルです(2020.12.19開始)。
イスラエルのワクチン接種は劇的に効果がありました。
効果のあった理由は、ウイルスが武漢株から大きく変異していなかったので、武漢株用に作ったワクチンで産生された抗体がしっかりとウイルスを捉えて中和したからです。
イスラエルの感染者は激減し、踊り場や飲食店の営業が再開され、お祭り騒ぎの様子が日本でも放映されました。
ところが、ワクチンの効果が劇的に表れたイスラエルの感染状況とワクチン接種を始めていない日本の感染状況が、トントンだったのです(ほぼ同じ程度)。
「これは日本人にワクチン接種は要らないね」と思われました。
(もともとゲキ強の日本人にワクチン接種すればさらに強くなるでしょうか?・・・いいえ、さらに強くなる余地がないほど日本人は強かったのです)
「ファクターX」が影響?コロナ禍で欧米より大幅に死者が少ないアジア(2021.02.28, 読売新聞オンライン)
日本、イスラエル、南アフリカの比較:▶ ▶ ▶
その日本でワクチン接種が始まったのは、日本の支配者であるアメリカからの要求のようです(正確に言うと、アメリカを支配する大資本家集団からの指示のようです)。
日本政府は、アメリカの要求に対して「No」と言えない弱い立場ですが、それでも少し抵抗したと考えられます。
日本国民の利益を守りたいという気持ちを強く持つ政治家や官僚は決して少なくはありません。
日本でワクチン接種開始(2021.02.17)が欧米より少し遅れたのは、アメリカに抵抗していたからかもしれません(私の勝手な推測です)。
なお、mRNAワクチンが普及すればするほど、ワクチンで産生される抗体を回避するようなウイルスの変異が進み、追加ワクチンの効果は著しく低下しているようです(免疫逃避変異)。
また、免疫刷り込み(≒抗原原罪)という問題(抗原の変化に合わせて産生する抗体も変化させるといった柔軟な対応のできない現象)が起こっており、ワクチンに期待できる効果は益々低下しているようです。
イスラエルはさっさとmRNAワクチンに見切りをつけましたが、独立国とは言えない日本は、延々とmRNAワクチン接種を続けることになりました。
この図(↓)の少し詳しい説明(自然免疫、細胞性免疫、液性免疫に分けて動きを見たもの)は、「3-5.感染例からコロナの免疫を知る」の「3-5-5.免疫応答(2)」にあります。
前半のまとめです:↓
(注:コロナ感染でもファクターXは破壊されます)
(注:ファクターXは、部分的に残っているようです)
後半(3-7-5 ~)につづく:↓
&&&"666"=\271828#$#αβγ666 😄
%&df46%$#^:+:*kpm666=>h&%"1234"JHK 😵💫
いきなり奇妙な表示となります。
後半は開扉操作の必要なページに移しました。(2024.06.03)🤣
映画の「マトリックス(Matrix メイトリックス)」のようなことが、現実の世界?でおこっています。
映画の Matrix を見たことがない人は、見ておいたほうが良いかもしれません。