自然な感染後のワクチン接種 する? しない? するならいつする?

 接種時期選定の参考 

 補足説明:有料検査(2023.05.08~) 

 

 案 内

 このページは「接種時期選定の参考」ページの補足説明を収めています。

 2023.05.08(令和5年)、新型コロナ(COVID-19)の感染症法上の位置づけが類型変更(2類から5類へ)されたことに伴って、ウイルスの確認検査が有料化されました。

 ここでは検査方法の選択に資する情報を紹介します。

 詳細は「口述原稿の Part 1.検査について」をご覧ください。

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 選択肢

検査方法 採取部位 採取者 価格(3割負担時)
PCR 鼻咽頭 病院で 3000円±
NEAR 鼻咽頭 病院で 3000円±
抗原検査 鼻咽頭 病院で 1500円±
抗原検査 鼻腔 自分で ~2000円(自費)

 

 NEAR 法は PCR 法と、ほぼ同等です。わずかなウイルスでも検出します。院内検査機器の稼働状況により、検査に要する時間は毎日異なります(数十分~1時間前後)。検査を受けるときの医療スタッフに確認しましょう。

 院内PCRの他に外注PCRもあります。結果は翌日以降に電話で連絡されます。

 (発症3週間後のように)排泄されるウイルス量が極めて少ない時は NEAR 法よりも PCR 法 が適切です(参照:迅速SARS-CoV-2増幅アッセイAbbott ID NOWの性能評価 順天堂大学での比較研究)

 抗原検査は時期を考慮する必要があります。発症直後や、発症後10日以上経過しているとウイルス量の不足で検出できないことがあります。

 調剤薬局等で「医療用の抗原検査キット」を購入し、自分で鼻腔検査を行って確かめることもできます(鼻先から2cmほど差し込む)。「唾液を採取する検査キット」や「研究用の検査キット」は検出率が低かったり、結果の信頼性に問題があったりするので避けたほうが良いでしょう(参考にはなります)。

 自宅で「鼻腔抗原検査で陰性」を確認後に当日受診して、「鼻咽頭抗原検査で陽性」となることは多いです。採取できるウイルス量が違います。

 

 

 

 コロナ(COVID-19)の可能性がとても低いのに、PCR/NEAR法で検査を受けたり、翌日以降も抗原検査をする価値はありません。医師の診察を受けるときに相談しましょう。

 

 同時にインフルエンザ抗原検査をする場合

 コロナと同時にインフルエンザ抗原検査をする場合、いくつか選択肢があります。

 

 ◆ 1回の鼻咽頭採取で「コロナPCRとインフルエンザ抗原」を検査(病院)

 検査費用は約4000円かかります(3割負担時)。コロナPCRのみの時と比べて「+1000円」。

 

 ◆ 1回または2回の鼻咽頭採取で「コロナ抗原とインフルエンザ抗原」を検査(病院)

 病院に同時測定キットがあるとき鼻咽頭採取は1回で済みます。別々のキットを使う場合の採取は2回となります。検査費用は約2000円かかります(3割負担時)。コロナ抗原のみの時と比べて「+500円」

 

 保険を使ったインフルエンザ抗原検査は、2回まで可能です。発症直後の検査では陰性のことが多いからだと考えられます。3回目からは自費になります。

 

 ◆ コロナ・インフル同時検査キット(医療用)を購入し、自宅で検査する選択肢もあります。全額自費となります。

 まだ2類のときの参考記事:「コロナ・インフル同時検査キット購入 使用の注意点は?(1/17版)」 NHK NEWS WEB(2023.01.17)

 

 

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