免疫・ワクチンの説明はこれから大幅に修正していきます
取り急ぎの方は「自然な感染後のワクチン接種」をご覧ください。
このページの目次 | ||
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コロナに対する免疫について |
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コロナのワクチンについて(1) |
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コロナのワクチンについて(2) |
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ウイルス量子仮説 |
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今後の展開(日本) |
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湘南コロナとワクチン接種 |
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ワクチン接種拒否の特殊例について |
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新型コロナ&ワクチン陰謀論 |
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ワクチンと生殖細胞 |
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自然な感染後のワクチン接種 |
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最終更新:2021.09.25 |
容量が大きくなったので2ページに分割しました。
この節の説明は、更新予定です。
まず、新型コロナ(G型)による死亡率が欧米と比べてはるかに低い東アジア(日本を含む)では、(K型の流行により、G型に対してはすでに集団免疫が成立した状態だったので、G型用の)ワクチンを急ぐ必要性は欧米より小さく、その費用対効果はかなり悪くなると考えられます(日本人全体の G型に対する集団免疫は2020年11月頃から徐々に弱くなっていくと予測されています)。加えて、神奈川県南西部は地域の特殊事情を考える必要があります。
神奈川県南西部は湘南コロナ(武漢G型)の大流行があったため、欧州系肺炎コロナ(欧米G型)の流行は阻止されています。
疫学的には住民の6~8割程度が免疫を持つと、流行を抑えることができるそうです。
ということは、神奈川県南西部の住民の6~8割以上は湘南コロナ(武漢G型)に感染したと考えてよいでしょう。
つまり、神奈川県南西部の住民の6~8割は、現時点で開発されている欧州系肺炎コロナ(欧米G型)用のワクチンを接種する必要はないということです。
ただし、次のような問題があります。
もちろん、ワクチンを打ちたい人は接種しても構いませんが(特に受験生やその家族は、インフルエンザ同様に接種を考えるでしょうが)、mRNA型などの新しいワクチンについては多くの人が注意を促しています。少なくとも生殖可能年齢の純血主義者は別種のワクチンを選んだほうが良いでしょう。
(2021.01.09)
この後、日本ではワクチン接種が始まりました。
実際のワクチン接種が始まって、湘南コロナの症状がある(ウイルスが体内にいることによる症状がある)ときにワクチン接種を受けても、抗体ができない場合があるといったことがわかりました。
2021年6月末をもって私は湘南を離れたので、その後の情報収集・分析はできません。
(2021.07.01)
その後の分析により、神奈川県南西部における呼吸器型コロナ陽性率の低さは、湘南コロナによる「ウイルス干渉、自然免疫や細胞性免疫の強化による免疫」などが原因であると考えられるようになりました。この節の説明は更新予定です。
(2021.09.05)
私は、新型コロナのワクチンを接種しないことに決めました。
それはかなり特殊な理由なので、一般の人の参考にはなりませんが、医療関係者の参考にはなると思われますので紹介しておきます。
私は、2020年(令和2年)当初より多くの新型コロナ患者を診察してきました。一人当たりの診察時間は、療養指導も含めて1時間以上かけました。その中には咳をしていてPCR検査陽性となった患者も5名以上いました。窓を開けているとはいえ、狭い診察室の中で咳をしている患者と1時間以上一緒にいるわけですから、濃厚接触を何度となく繰り返してきたわけです。
しかし、いちども発症することはなく、ある程度免疫力が発揮されてきたと考えられます。
また、令和2年晩夏には、湘南コロナ特有である腹筋の痙攣痛が一瞬でしたが2回ほど出現しており、知らないうちに湘南コロナには感染したと考えられます。
呼吸器型コロナ患者との濃厚接触や湘南コロナの感染などは、生ワクチンの接種を受けたことに相当し、新型コロナに対する免疫が強化されたに違いありません。
私の勤務するクリニックでは2021年4月にワクチン接種が2回行われましたが、その当時はワクチン不足の話もあったので、免疫があると思っていた私はワクチン接種を辞退しました。
6月になると居住地域(東京都)で接種対象者となり案内書が送られてきました。このワクチン接種には7月に申し込むつもりでいたのですが・・・・・
職場でワクチンを接種したスタッフが、血液検査を受けて抗体ができているのを確認していたので、私も抗体を測定することにしました。
その結果、私は抗体を持っていないことが判明しました。
つまり、私は多くのコロナ陽性者と接してきたのですが、すべて「自然免疫(+α)」でウイルスを撃退していたということです。抗体を作る「獲得免疫(液性免疫)」が働くまでもなかったのです。「+α」には、獲得免疫(細胞性免疫)が含まれていると考えられます。
ということは、必要もないのにワクチンを接種すると、せっかくうまく働いている自然免疫(+α)に変調を来して、コロナに罹ってしまう恐れがあることになります。
こういうことは、インフルエンザワクチンでもたまに起こります。毎年、インフルエンザに罹患しないのに、たまにワクチンを接種すると、そういう時に限ってインフルエンザに罹る人がいます。詳しい仕組みは不明ですが、そういうことを繰り返す人は、インフルエンザワクチンを接種しない方が良いでしょう。
そこで、私は、新型コロナのワクチンは接種しないことにしました。
自然免疫によるウイルス撃退ですから、抗体による防御と異なって、変異株を恐れる必要がありません。私の場合、当分の間(おそらく何年も)、ワクチンのお世話になる必要はないでしょう。
もちろん数量において優るウイルスの侵入を許せば、どれほど自然免疫が強かろうと、どれほど抗体を持っていようとも、数で負けてしまいますから、体調管理につとめ、濃厚接触を避けるという基本的な感染予防法を守る必要があります。
ここに紹介したことは、実際にコロナ患者と濃厚に接しているのに発症していない場合の特殊例ですから、一般の人は参考にしないでください。
(2021.06.27)
でも、日本人の大半は、私と同じようにワクチン接種を必要としていないのではないかと感じています。
「木を見て森を見ず、森を見て木を見ず」 コロナやワクチンをめぐっては、そんな意見が多いように感じられます。
欧米の森は真っ赤に燃えていますが、日本の森は所々でくすぶっている程度です。
しかし、一本一本の木を見ると、日本の森でも真っ赤に燃え上がっている木があります。
免疫系というのは、神経系と同じく学習システムです。基本は遺伝的に決まりますが、生後の体験の蓄積で大きく変化していくシステムです。そのために個人差が大きくなります。新型コロナに感染しない人、感染しても無症状の人、軽症の人、死にかける人など、新型コロナに対する反応は個人差が大きいです。ワクチンの効果や副作用も同じく大きな個人差があります。
一本の木に起こったことだけで、森を語ることはできません。
日本の森を欧米と比較すると、日本人の比較的多くは、私と同じようにワクチンを必要としていないように感じられます。
しかし、ひとりひとりについては何も言えません。個人のコロナに対する免疫について、ワクチンが必要か否かを調べる方法がありません。
そういう意味で、私のケースは特殊例ですが、応用は可能です。
もし家族など親近者がコロナに感染し、濃厚接触したにもかかわらず発症しなかった人は、自然免疫(+α)が強いと考えられ、私と同じようにワクチン無しで過ごすというのも選択肢の一つになると考えられます。
逆に、濃厚接触で発症したが重症にならないで治癒した人は、ワクチン接種したほうが良いかもしれません。感染しても無症状~軽症で経過した場合、抗体はできないか、できてもすぐに消失するようです。ワクチン接種では良好な中和抗体が作られる可能性が大きいので、自然免疫が強いとは言えない人はワクチン接種を受けるのが良いかもしれません。(もっとも、「コロナに対する免疫について」で述べたように、感染防御に抗体は不必要かもしれません)
(2021.08.01→更新2021.09.05)
『世界銀行によると、世界の人口は76億7353万人(2019年)です。2006年時は約65億9300万人だったので、毎年約8300万人ずつ増えている計算になります。ドイツの人口が8313万人ですので、「毎年ドイツが誕生している」といっても過言ではありません。』(宮路秀作「経済は統計から学べ!」)
筆者はワクチン推進派でも、ワクチン反対派でもありません。「生ワクチン」推進派です。自分自身は「不活化ワクチン接種」をしないと決めましたが、家族は皆ワクチン接種を受けています。
新型コロナのワクチンに対しては
(1) | 地球の人口問題を解決する良い方法が見つからないのであれば、ワクチン接種を推進して、人口激減につながる可能性を考えるしかないのかな? |
(2) | 地球の人口問題を解決する良い方法がある場合、もし地球人口の6~8割のワクチン接種を、同時期に短期間に実行できて、強い集団免疫状態を作ることができるのならば、新型コロナ消滅につながる可能性もあるので接種を推進するのがよい(が、現在のワクチンは副作用が多すぎるのでワクチンの改良が必要) |
(3) | しかし、全地球での同時接種が不可能であれば、次々にワクチン耐性のウイルス株が新しい流行を作り出し、イタチごっこが延々と繰り返されるだけとなるので、耐性株の出現を抑えるため接種対象(ワクチンによる保護対象)を高齢者や基礎疾患を持つ少数の人々に限定するのがよい |
と現時点(2021.07.31)では考えています。
大きな事件が起こると、誰かが意図的に仕組んだものだという陰謀説が唱えられるのが常です。
そうした陰謀論の真偽や倫理的問題はともかく、中身は興味深いので、そうした陰謀論のひとつを紹介します。
(A) | 文明が発達して(食糧が増え、医療が充実したため)世界人口が増えすぎた →→→ 環境破壊がドンドン進む →→→ 人類は滅亡する」 |
(B) | 人類滅亡を逃れるためには、世界人口を大きく減らしてコントロールする必要がある。 |
(C) | 世界人口を大きく減らす方法は、歴史的には2つある。戦争か疫病である。 |
(D) | しかし戦争は、核戦争による大規模な環境破壊を招き人類滅亡につながる恐れがある。 |
(E) | したがって疫病を利用して地球人口を減らすしかない。他に方法がないならば。 |
そこで選ばれたのがウイルスとワクチンである。「ウイルスで殺し、ワクチンで殺す」二段構えである。
ワクチンで殺す方法は、デング熱ワクチンの教訓を利用する。
デング熱ワクチンはADE(抗体依存性感染増強)による重症化・死亡が多く実用化に失敗した。デング熱ウイルスには複数の種類がある。ある種類のデング熱に感染したり、その種類に対するワクチンを接種したりして、そのデング熱ウイルスに対する抗体を持っている人は、別種のデング熱に感染した時、持っている抗体によってむしろ重症化する。
デング熱ウイルスは蚊が媒介するので、全世界を対象とする場合は利用できない。そこで人から人へ感染が広がるSARSコロナウイルスを利用する。SARSは動物実験でADEが確認されている。
コロナウイルスは風邪の原因ウイルスのひとつである。コロナウイルスはRNAウイルスであり、変異が速いためワクチンを作って流行を抑えるのは難しい。ひとつのワクチンが普及すれば、そのワクチンの効かないウイルス株が増える。増えるウイルス株用のワクチンが作られて普及し始めると、すぐにそのワクチンの効かない新しいウイルス株が生まれて増え始める。
SARSウイルスは、過去に何度か小規模な流行が起こったが、隔離がうまくいってウイルス撲滅に成功してきた。
今回の地球人口削減計画では、異なる株の間でADEが起こるように、遺伝的に適度に異なるSARSコロナウイルスを複数株用意する。
まず、そのうちの1つの株を放出する。隔離撲滅できない規模で、一気に、大量に放出する。
死亡者が多ければ、追い詰められた人類はデング熱の教訓を忘れてワクチンで対抗しようとするだろう。
ワクチンの普及をじっと待つ。抗体を持つという意味で、ワクチン接種者は感染者と同じ意味を持つ。
数年後、隠し持っていたウイルス株を1種類放出する。
以前のウイルス株感染既往者や、ワクチン接種を真面目に受けて抗体を持つ人々は、新しいウイルス株の感染でADEを起こし、大量に死亡していく。
人類は新しいウイルス株にもワクチンで対抗しようとするだろう。
さらに数年後、隠し持っていた別のウイルス株を1種類放出する。
世界人口が減って適正数になるまで、同じようなことを繰り返す。
こうしたことは、現代の科学技術を持ってすれば実行可能なことである。しかもワクチン接種の普及は意図的にコントロールできる。
「感染しない、ワクチンもうたない」人が、長期的には一番安全と言える。感染しても、自然免疫主体で抗体を作らないで治れば大丈夫である。無症状~軽症で治れば、抗体は出来ないし、出来てもすぐに消退する。
この計画に対し、誰もワクチンを接種しないというのはひとつの対抗手段となる。ただし、人口増加による(A)を回避できなくなるので、(A)の回避策を提案できなければ、意味がない。
ワクチン接種の対象を高齢者や基礎疾患保有者に限るというのも消極的な対抗手段のひとつとなる。接種対象者をぐっと絞ると、「ワクチンの効かない亜型の自然増加を抑える効果」が期待できる。しかし、亜型が意図的に放出された時には、弱者がADEで大量に死亡するという非人道的な結果となる恐れがある。
新型コロナのADEを止めるための研究も行われている。しかしこの研究が成功すると(A)の問題を避けることができなくなる。
デング熱でも、複数種類をカバーできる抗体を作るワクチンの開発が試みられている。新型コロナでも、そうした試みは不可能ではないだろうが、ワクチン開発に長期間を要するので、結局はウイルスの変異速度に負けるだろう。
はたして「ワクチンで抗体を作る」という方法で新型コロナウイルス感染症をコントロールできるようになるのか、5~10年経過すれば勝敗が見えてくることでしょう。
さて、今は、多くの人が目の前のコロナ問題で手一杯ですが、陰謀論は背景にある大きな問題に目を向けさせてくれます。
「新型コロナウイルス=生物兵器説」によると、開発者はウイルス株を複数種類保管しているそうです。こういうことは確かめようもありませんが、それが事実だと陰謀論の現実味が増します。こういうことも、5~10年のうちにハッキリとしてくるでしょう。
(2021.07.31)
厚生労働省の新型コロナワクチンQ&Aより(確認日:2021.09.01)
Q:「私は妊娠中・授乳中・妊娠を計画中ですが、ワクチンを接種することができますか。」
A:「妊娠中、授乳中、妊娠を計画中の方も、ワクチンを接種することができます。日本で承認されている新型コロナワクチンが妊娠、胎児、母乳、生殖器に悪影響を及ぼすという報告はありません。妊娠中の時期を問わず接種をおすすめします。」
最初に実用化された「mRNAワクチン」の妊娠に与える影響についての予備的な研究発表は2021年4月に公表(掲載は7月)されました。
米国のワクチン接種後の体調をフォローアップするシステム(V-safe)に「妊娠中」と登録した約3万5千名のうち、調査の時点で妊娠を完了した約8百名(その多くは妊娠第3半期《妊娠後期:28週0日~》に mRNAワクチンの接種を受けた)を対象に比較検討したものです。
この予備的な比較検討では、ワクチン接種によって有害な現象の増加を認めませんでした。
その後、妊娠初期にワクチン接種を受けた妊婦の出産データも蓄積し始め、(有害事象が増えないという意味での)安全性が確かめられていっているようです。
それでも厚生労働省が「悪影響を及ぼすという報告はありません」という表現を用いているのは、生まれた子供の10年後の健康状態、20年後の健康状態は、10年後、20年後の研究結果を待たないといけませんし、子供の子供、つまり世代を経ての影響は30年後、40年後の研究結果を待たないといけないからでしょう。年月が経過しないと研究して報告できませんから「報告はありません」と回答しているのです。
原理的には、mRNAワクチン の mRNA が(逆転写酵素の働きで染色体DNAに組み込まれて)生殖細胞や初期胚細胞に影響を及ぼす可能性はあります。
以下、工事中
新型コロナでは mRNAワクチン や DNAウイルスワクチン が使われています。
これらのワクチンでは、ヒトの細胞が新型コロナウイルスのスパイクタンパクを生成するのに必要な遺伝情報が、ワクチンの mRNA や DNA の中に組み込まれています。
もしスパイクタンパクの遺伝情報が卵子や精子など生殖細胞の DNA に組み込まれると、次の世代にも何らかの影響を及ぼす可能性が考えられます。
まず、アストラゼネカ社のDNAワクチンについて説明します。これは、チンパンジーのアデノウイルス(風邪の原因ウイルスのひとつ)を利用しています。
ヒトの細胞内に侵入したアデノウイルスは、細胞質内で遺伝情報の転写(DNA → mRNA)と翻訳(mRNA → タンパク合成)を行います。米国CDCによる説明では、細胞核内にある染色体(ヒト本来のDNA)には影響を及ぼさないとされていますが、別種のアデノウイルスを使った動物実験では細胞核内DNAへの組み込みも観察されているようです。アデノウイルスは遺伝子治療での利用を目的とした実験も続けられており、染色体に組み込まれると考えたほうが良いでしょう。そのうえで、受ける影響が有害なものか、無害なものかを見ていく必要があるでしょう。
次に、ファイザー社やモデルナ社のmRNAワクチンについて説明します。
遺伝情報(タンパクを構成するアミノ酸配列の情報)は、「DNA →(転写)→ mRNA →(翻訳)→ タンパク」の順に伝えられます。
【逆転写酵素 reverse transcriptase】がある場合、情報は、「DNA ←(逆転写)← mRNA」と逆向きに伝わります。
そのような逆転写酵素を持っているのは、HIVなどのレトロウイルス、生殖細胞や組織幹細胞のテロメア(のテロメラーゼ逆転写酵素)、染色体の中で移動を続けるレトロトランスポゾンなどである。
一般的に、体細胞では逆転写酵素活性は低く、mRNAワクチンの情報が染色体に逆転写される(DNAに組み込まれる)可能性は非常に小さいと言えます。
しかし、逆転写酵素活性の高い生殖細胞の場合は、mRNAワクチンの情報がDNAに組み込まれる可能性はある程度あると考えて、今後の観察を続ける必要があるでしょう。
以上、以下、工事中
参考 Shimabukuro TT. et al.,Preliminary Findings of mRNA Covid-19 Vaccine Safety in Pregnant Persons. N Engl J Med, June 17, 2021. 概要
(2021.08.22)