このページは「接種時期選定の参考」ページの補足説明を収めています。
ここは、補足説明の第2ページです。
「新型コロナ」=「人工ウイルス説」 を中心に扱っています。
人工ウイルス説は、もはや仮説ではなく、定説として扱ってよいでしょう。
しかし一般の方にはかなり刺激の強い内容なので、この「接種時期選定の参考」のページでも、奥深く目立たないところに置いています。
怖い話は苦手という方や 15 歳未満の方は「闇の入口」に戻りましょう: ▶ ▶ ▶
「新型コロナ」=「人工ウイルス説」にもとづく考察の本流は、この「補足説明2の後半: 考察」→「補足説明3」→「補足説明4」→「補足説明6」となっています。
「人工ウイルスの証明」の解説を飛ばして、早く闇の世界に進みたい方はコチラ:▶「考 察」▶
*****↓※6-2↓*****
まず、オミクロン株登場の当初、世界がその不自然な変異ぶりに驚いた様子を伝える記事を紹介しておきます(注 → 記事をじっくり読む必要はありません。サーっと眺めて、みんなビックリしたんだなあ、とわかればそれで構いません):
「まずい変異がてんこ盛り オミクロン型出現のわけ」 (日本経済新聞、2021.12.24、12月25日発売の日経サイエンス2022年2月号、出村政彬)
「オミクロン型出現 変異箇所の多さから浮かぶ3つの仮説」 (日本経済新聞、2022.01.14、日経サイエンス2022年2月号、出村政彬)
日経サイエンスの図↓↓↓
この謎を鮮やかに解いたのが荒川央さんです。
高等学校の生物基礎程度の知識があり、「DNA→RNA→タンパク」の流れについてご存じの方は、そのまま荒川央(あらかわひろし)さんの記事を読んでください。難なく理解できると思われます。
荒川央さんは免疫学者です。荒川央さんによる分析の圧巻は「オミクロン変異考察」です。コロナウイルス(オミクロン株)が天然のウイルスではない証拠が示されています。
荒川央さんのブログ(2021.06.08~2022.01.17)は書籍化されています。(高校の生物基礎+アルファの知識が必要) 「コロナワクチンが危険な理由」、荒川央、花伝社(税抜き¥1,500)、2022.03.25
プレプリント Mutation signature of SARS-CoV-2 variants raises questions to their natural origins. Arakawa, Hiroshi June 1, 2022
このウェッブページでは、「DNA→RNA→タンパク」についてあまり知らない方に向けて、「オミクロン変異考察」の要点を説明し、また 人工ウイルス放出の目的等 について考えます(→→ 考察 へ飛ぶ)。
ほんの少しのことを理解するだけで、荒川央さんの記事を読めるようになりますので、以下はサーっと読み通していってください。
まず、全体のイメージを把握していただくために、ざくっと概要を紹介します。なんとなく雰囲気が分かればよいので、知らない用語があっても無視して読み飛ばしましょう。
コロナウイルスはRNAウイルスです。RNAの 塩基配列 でウイルスタンパクの アミノ酸配列 が決まります。
RNAの塩基配列では、時々 突然変異 が起こって塩基が入れ替わっています。この変異は自然に起こっています。
RNAの変異には アミノ酸が変化しない変異(S変異)と、アミノ酸が変化する変異(N変異)とがあります。
アミノ酸が変化しないS変異(=ウイルスタンパクが変化しない変異)は、ウイルスの各種能力には影響しません。そのようなS変異はウイルスの増殖に対して有利にも不利にも働かないので、増えも減りもせず、そのまま変異として残ります。
しかし、N変異でアミノ酸が変化すると、ウイルスタンパクの構造や機能が変化して、どちらかというと多くの場合ウイルスの増殖には不利になります。そのため、そのようなN変異は子孫には広まらないで淘汰される(消えていく)ことになります。
まれにウイルスの増殖に有利となるようなN変異がおこると、その変異はウイルスの増殖にともなって広まっていきます。
ウイルスの増殖に有利になるN変異と一緒になったS変異は、N変異と一緒に増えて広まります。逆に、ウイルス増殖に不利になるN変異と一緒になったS変異は、一緒に淘汰されて消滅します。
ウイルスのRNAでは、こうした変異が次々に現れては消えています。
まったくランダムに1塩基の置き換えが起こる場合、S変異の何十倍もN変異の方がたくさん起こりやすいのですが、上記の性質があるため、ウイルスが自然に増殖して世代交代していくとき、一般的には「アミノ酸が変化する変異(N変異)」より多くの「アミノ酸が変化しない変異(S変異)」が蓄積していきます。
しかし、2022年1月に日本での流行が始まった新型コロナウイルスのオミクロン株の塩基配列と、その先祖である武漢株の塩基配列を比較すると、アミノ酸が変化する変異(N変異)30個に対して、アミノ酸が変化しない変異(S変異)は1個しか認められなく、武漢株の自然な変化で(自然な変異の蓄積で)オミクロン株が派生したとはとても考えられない(下図)、というのが荒川央さんの分析結果です。
ざっくり概説で何となくわかったので、先に考察を読みたい方はこちらへ →→→ 人工ウイルス放出の目的等
次は、人工ウイルスの証拠をもう少し詳しく説明します。
タンパクの基本骨格は、約20種類のアミノ酸が一列に繋がった鎖のようなものです。アミノ酸が一列につながったものを ペプチド と呼び、たくさんつながったものを ポリペプチド と呼びます。タンパクの基本骨格はポリペプチドです。
「アミノ酸が一列につながったもの」と言えばよいので、ペプチドという言葉を覚える必要はありませんが、わりとよく出てくるので言葉の由来だけごく簡単に「 参考1 」に説明しておきます。
「約20種類のアミノ酸が一列に繋がった鎖のようなもの(ポリペプチド)」が、タンパクの基本骨格となります。
この長い線状の基本骨格が、くねくねとねじれたり、折れ曲がったりして、内部に特別な金属イオンを包み込んだり、基本骨格の一部に糖鎖(ブドウ糖のようなものが鎖のようにつながったもの)をくっつけたりして出来上がったのがタンパクの完成品です。
【参考】 立体構造のイメージをつかみたいとき →→→ 「タンパク質の立体構造」 という画像をクリックしてください
さて、このタンパクの基本骨格(ポリペプチド)のアミノ酸配列を決めているのが 遺伝子 と呼んでいるものです。遺伝子はタンパクのアミノ酸配列の情報を持っています。
遺伝子がどのような方法でアミノ酸配列の情報を持っているのかを理解できれば、荒川央さんの記事を読むことができるようになります。
遺伝子は、DNA 又は RNA の形で存在します。
DNA や RNA は、4種類の ヌクレオチド が一列に並んでできています。
約20種類のアミノ酸が一列に繋がった鎖のようなものがタンパクの基本骨格でしたが、4種類のヌクレオチドが一列に繋がった鎖のようなものがDNAやRNAです。
1つのヌクレオチドは、<リン酸、五炭糖、塩基>で構成されています。
DNAの五炭糖はデオキシリボース、RNAの五炭糖はリボースという違いがあります。
DNAの塩基は4種類あり(A:アデニン、G:グアニン、T:チミン、C:シトシン)、そのどれか1つがDNAのヌクレオチドの塩基となります。
RNAの塩基も4種類あります(A、G、U:ウラシル、C)。DNAの T が、RNAでは U に置き換わっているだけです。
ヌクレオチド | DNA | RNA |
リン酸 | リン酸 | リン酸 |
五炭糖 | デオキシリボース | リボース |
塩基 | A | A |
G | G | |
T | U | |
C | C |
DNAやRNAレベルで起こる変異のことを理解できるように、ひと通りの説明をしますが、覚えなければいけない要点は 「 DNAもRNAも4種類の塩基で区別されており、その4種類の塩基の配列順序がタンパクの基本骨格であるアミノ酸配列の順序を決めている 」 ということだけです。 五炭糖の名前も、塩基の名前も、DNAやRNAの構造も覚えておく必要はありません。
次図はDNAの例ですが、「P」がリン酸、「5個の炭素に1~5と番号を振ったもの」が五炭糖(デオキシリボース)、「A、G、T、C」が4種類の塩基です。ヌクレオチドが4個連なった例です。
RNAの場合(次図)、五炭糖はリボース、4種類の塩基は「A、G、U、C」となります。DNAのチミン(T)は、RNAではウラシル(U)に替わります。
DNAやRNAの鎖には向きがあり、五炭糖の炭素番号を使って「5’側、3’側」を区別します。
4種類のヌクレオチドは、リン酸や五炭糖の部分は共通なので、先図の下に示すように省略し、塩基配列のみで表示します。先図の例では「5’→3’に向かって、AGTC(RNAではAGUC)」という配列になります。
DNAやRNAの塩基配列には向きがあるので、「AG」と「GA」は区別されるとだけ覚えておきましょう。
DNAやRNAは、この4種類の塩基配列を使って細胞内で作るタンパクの基本骨格(約20種類のアミノ酸の配列)の情報を保持しています。
このとき、塩基1個にアミノ酸1個を対応させると、4種類の塩基1個ではアミノ酸4種類にしか対応できません。
塩基2個でアミノ酸1個に対応させる場合、4種類の塩基2個では16通りとなり、やはり約20種類のアミノ酸に対応できません。
塩基3個でアミノ酸1個に対応させる場合、4種類の塩基3個では64通りとなり、約20種類のアミノ酸に余裕で対応可能となります。
DNAでは、次図のように「5’側」から塩基3個ずつの配列がアミノ酸に対応しています。この3個の塩基セットを強調したいときは、特に「 コドン 」と呼びます。
このとき「ATG」という配列は メチオニン(Met)というアミノ酸に対応しており、「塩基配列(遺伝情報)読み取りの開始コドン」という特別な役割を担っています。
たとえば、次図の塩基配列;
「5' ATGTTTTTATCTTTTTGA・・・ 3'」は、
「5' ATG、TTT、TTA、TCT、TTT、TGA、・・・ 3'」と3塩基ごとに区切って読み取ることになります。
ヒトの遺伝情報(人体を構成する様々なタンパクの基本骨格を決めるアミノ酸配列の情報)の多くは細胞核の中で 二本鎖DNA の形で保管されています。二本鎖DNAは一本鎖DNAよりも「より安定した構造」であり、保管に向いています。
二本鎖DNAは、次図のように「コード鎖(5’→3’)」と「鋳型鎖(3’→5’)」とから構成されています。
コード鎖と鋳型鎖の向かい合った塩基同士の組み合わせは「AとT」、「GとC」がより強く安定した結合を作ります。
細胞がある特定のタンパクを作る時、二本鎖DNAをほどいてからコード鎖DNAの塩基配列を読む取る必要があります。
そのとき実際の読み取りは、コード鎖DNAではなく鋳型鎖DNAを逆読みする形で行われています(次図)。
二本鎖DNAがほどけるとき、鋳型鎖DNAの「3’→5’」の向きに、RNAのヌクレオチドが1個1個くっついて連結していくと一本鎖RNAである mRNA(メッセンジャーRNA)が作られます。
DNAの4種類の塩基「A、G、T、C」は、RNAでは「A、G、U、C」となります。
そして「A=T」、「A=U」、「G≡C」の組み合わせが、強く結合する相補的塩基対となります。
先図では 5’→3’コード鎖DNAの「ATG」に対応するのは、3’→5’鋳型鎖DNAの「TAC」です。この「TAC」に対して、mRNAは「AUG」という塩基配列を作ります。RNAの「AUG」はDNAの「ATG」に相当します。
mRNAは、鋳型鎖DNAを使って作られるので、その塩基配列はコード鎖DNAに相当するものになっています(TがUに変化しているだけ)。
mRNAは細胞核の外に出て リボゾーム という場所に移動します。リボゾームでは、次図のように tRNA(トランスファーRNA) と呼ばれるものが、mRNA上のコドン(塩基3個のセット)に相当するアミノ酸を運んできます。
リボゾームでは、運ばれてきたアミノ酸が連結されてタンパクの基本骨格が作られます。
mRNAの(5’→3’)塩基配列の順序でアミノ酸は繋がっていきます。
mRNAの塩基配列はコード鎖DNAの(5’→3’)塩基配列の 写し となっています。
「DNA:塩基列 → RNA(mRNA:塩基列)」の情報の流れを 転写 と呼んでいます。「塩基列 → 塩基列」と写し取っているだけです。
「mRNA:塩基列 → tRNA(コドン→アミノ酸)の列:アミノ酸列」の情報の流れを 翻訳 と呼んでいます。「塩基列 → アミノ酸列」と変換しています。
「DNA → RNA → アミノ酸列」という情報の流れで、タンパクの基本骨格(アミノ酸が多数つながったポリペプチド)が作られます。
ここでは面倒な仕組みを理解して覚える必要はありません。DNAやRNAの塩基配列が遺伝情報を持っており、塩基3個ずつのセットが1個のアミノ酸を決めることだけ理解し覚えておけば十分です。
次の表は コドン表 と呼ばれています。DNA(およびRNA)の「5’→3’ 3個の塩基配列」が持つアミノ酸情報を表しています。
1st | 2nd | 3rd | DNA | RNA | アミノ酸 | |
---|---|---|---|---|---|---|
T | T | T | TTT | UUU | Phe(F) | フェニルアラニン |
C | TTC | UUC | ||||
A | TTA | UUA | Leu(L) | ロイシン | ||
G | TTG | UUG | ||||
C | T | TCT | UCU | Ser(S) | セリン | |
C | TCC | UCC | ||||
A | TCA | UCA | ||||
G | TCG | UCG | ||||
A | T | TAT | UAU | Tyr(Y) | チロシン | |
C | TAC | UAC | ||||
A | TAA | UAA | 終止 | 翻訳終止 | ||
G | TAG | UAG | ||||
G | T | TGT | UGU | Cys(C) | システイン | |
C | TGC | UGC | ||||
A | TGA | UGA | 終止 | 翻訳終止 | ||
G | TGG | UGG | Trp(W) | トリプトファン | ||
C | T | T | CTT | CUU | Leu(L) | ロイシン |
C | CTC | CUC | ||||
A | CTA | CUA | ||||
G | CTG | CUG | ||||
C | T | CCT | CCU | Pro(P) | プロリン | |
C | CCC | CCC | ||||
A | CCA | CCA | ||||
G | CCG | CCG | ||||
A | T | CAT | CAU | His(H) | ヒスチジン | |
C | CAC | CAC | ||||
A | CAA | CAA | Gln(Q) | グルタミン | ||
G | CAG | CAG | ||||
G | T | CGT | CGU | Arg(R) | アルギニン | |
C | CGC | CGC | ||||
A | CGA | CGA | ||||
G | CGG | CGG | ||||
A | T | T | ATT | AUU | Ile(I) | イソロイシン |
C | ATC | AUC | ||||
A | ATA | AUA | ||||
G | ATG | AUG | Met(M) | メチオニン(開始) | ||
C | T | ACT | ACU | Thr(T) | トレオニン | |
C | ACC | ACC | ||||
A | ACA | ACA | ||||
G | ACG | ACG | ||||
A | T | AAT | AAU | Asn(N) | アスパラギン | |
C | AAC | AAC | ||||
A | AAA | AAA | Lys(K) | リシン | ||
G | AAG | AAG | ||||
G | T | AGT | AGU | Ser(S) | セリン | |
C | AGC | AGC | ||||
A | AGA | AGA | Arg(R) | アルギニン | ||
G | AGG | AGG | ||||
G | T | T | GTT | GUU | Val(V) | バリン |
C | GTC | GUC | ||||
A | GTA | GUA | ||||
G | GTG | GUG | ||||
C | T | GCT | GCU | Ala(A) | アラニン | |
C | GCC | GCC | ||||
A | GCA | GCA | ||||
G | GCG | GCG | ||||
A | T | GAT | GAU | Asp(D) | アスパラギン酸 | |
C | GAC | GAC | ||||
A | GAA | GAA | Glu(E) | グルタミン酸 | ||
G | GAG | GAG | ||||
G | T | GGT | GGU | Gly(G) | グリシン | |
C | GGC | GGC | ||||
A | GGA | GGA | ||||
G | GGG | GGG |
さて、DNAやRNAの塩基配列は、様々な原因により常に変化しています。
ここでは、「性」の働きや「ウイルス」の働き等による(選択的で、多数の連続した)塩基の変化は対象としません。
ランダムに、非選択的に起こる塩基1個の他の塩基への変化を検討の対象とします。塩基1個なので 点突然変異(1塩基置換) と呼ばれています。
コロナウイルスは一本鎖RNAウイルスなので、以下ではRNAで説明します。
ウイルスを構成するタンパクの基本骨格のアミノ酸配列情報(遺伝子)は、ウイルスが持つRNA上の塩基配列に保持されています。
RNA上のすべての塩基は、ある一定の確率で点突然変異(1塩基置換)が起こっていると考えられます。実際には、RNA上の部位によって、また塩基の種類によって多少の偏りはあるでしょうが、ここでの考察で考慮する必要はありません。
このとき、点突然変異(1塩基置換)の影響を2段階で考えます。
まず、アミノ酸の変化が起こる変異かどうか です。
下図のように、RNAの「UUU」が「UUC」と変化しても、コドン表で見るとアミノ酸はフェニルアラニン(Phe)のままで変わりありません。
しかし、「UUU」が「UUG」と変化すると、アミノ酸はロイシン(Leu)に変わってしまいます。
荒川央さんの説明文中では、前者(アミノ酸が変化しない塩基置換:同義置換)を「S変異」、後者(アミノ酸が変化する塩基置換:非同義置換)を「N変異」と呼んでいます。
一般的に、塩基置換がほぼランダムで等確率に起こると仮定すると、S変異 の何倍もの N変異 が起こります。
例えば下表は、元の塩基配列「UUA(アミノ酸はロイシン)」に1塩基置換が起こる場合の変異例です。
全部で12通りありますが、「UUA」の1つ目の「U→U」、2つ目の「U→U」、3つ目の「A→A」は元々の塩基配列と同じなので省略しています。
1st | 2nd | 3rd | DNA | RNA | アミノ酸 | 変異型 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
T | T | T | TTT | UUU | Phe(F) | フェニルアラニン | N変異 |
T | T | C | TTC | UUC | Phe(F) | フェニルアラニン | N変異 |
T | T | A | TTA | UUA | Leu(L) | ロイシン | 元配列 |
T | T | G | TTG | UUG | Leu(L) | ロイシン | S変異 |
T | C | A | TCA | UCA | Ser(S) | セリン | N変異 |
T | A | A | TAA | UAA | 終止 | 翻訳終止 | N変異 |
T | G | A | TGA | UGA | 終止 | 翻訳終止 | N変異 |
C | T | A | CTA | CUA | Leu(L) | ロイシン | S変異 |
A | T | A | ATA | AUA | Ile(I) | イソロイシン | N変異 |
G | T | A | GTA | GUA | Val(V) | バリン | N変異 |
次に、アミノ酸に変化が起こる場合(N変異の場合)、それがウイルスの流行拡大に有利に働くか不利に働くか です。
一般的に、長い進化の歴史を持つ重要なタンパクでは、アミノ酸の変化の大部分はウイルスの流行拡大に不利に働きます。つまり、そういう変異の多くは淘汰されて消えていきます。
同じことの言い換えとなりますが、ダメな変異の多くが消えることで、重要なタンパクが選び抜かれて残っているのです。
したがって、タンパクの構造や機能に大きな変化をもたらす変異は、(長い歴史を経た後では)たいていの場合、ウイルスの流行拡大には不利に働き、そういう変異を持つウイルスは消滅します。
N変異 の多くは、消えていく変異です。
しかし稀に、アミノ酸の変化がウイルスの流行拡大に成功をもたらした場合、そういうN変異は残り、増えていきます。
コロナウイルスのRNAでは、(ちょっとした偏りは無視すると)全塩基にほぼ一定の確率で点突然変異(1塩基置換)が起こっていると考えることができます。
アミノ酸に変化をもたらさない S変異 は、それが原因で淘汰されることはなく、そのまま残る と考えられます。
以上を整理すると、
「アミノ酸が変化しないS変異は、それが原因で増えも減りもせず、残る」
「アミノ酸が変化するN変異の大部分は淘汰されて消えるが、一部はウイルスの流行拡大に成功をもたらして劇的に増える」
「成功したN変異とたまたま一緒になったS変異は、一緒に増える」
「失敗したN変異とたまたま一緒になったS変異は、一緒に消滅する」
ということになります。
N変異はチャレンジャー(挑戦者)的、S変異は一緒になったN変異の運命に伴って受動的に増減します。
突然変異ではS変異よりもたくさんのN変異が起こるのですが、多くのN変異が淘汰で消えるので、多くの世代交代の後にはS変異のほうがたくさん残ることになります。
全体主義社会と同じです。出る杭は打たれる、打たれても出てくる杭は抜かれる。
イメージを描くと下図のようになります。
下図では、「ウイルスは増えるたびに変異が1回起きる」、「S変異とN変異の生じる比は1:1」、「N変異の 2/3 は増殖に不利となり消滅」、「N変異の 1/3 は増殖に有利となり繁殖」と、図の範囲内にいろいろな状況を描けるように仮定しています。
N変異をもっと細かく見ると、ウイルスの流行拡大にとって重要なアミノ酸配列の部分では、アミノ酸を変えるような点突然変異(1塩基置換)は淘汰されるので元々の塩基配列が温存されやすく、さほど重要でないアミノ酸配列の部分ではアミノ酸を変えるような点突然変異(1塩基置換)も淘汰されることなく残ることになります。
タンパクの場所によってN変異の持つ意味合いも異なってきますが、そこまで調べなくてもコロナウイルス(オミクロン株)の不自然さは明らかだったようです。
荒川央さんは、オミクロン株とその先祖株とのRNA塩基配列を比較しました。
ウイルスの自然な進化では、成功した1個のN変異に対して何倍ものS変異が伴っていて、ウイルス変異の多くの試行錯誤の結果だということがわかるのですが、荒川央さんが先祖株との比較対象としたオミクロン株では、N変異が30個もあるのに、S変異が1個しかなかったのです。
つまり、オミクロン株のN変異の大部分は人工的に加えられた変異であるとしか理解できないということです。
「DNA→RNA→タンパク」についてあまり知らなかった方も、直接記事を読んで内容を理解できるようになっていると思います。
プレプリント Mutation signature of SARS-CoV-2 variants raises questions to their natural origins. Arakawa, Hiroshi June 1, 2022
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以下は、「オミクロン=人工ウイルス」説に基づく考察 です。
いきなり肺炎で始まるため重症化しやすいデルタ株以前のウイルス(武漢株を祖とする自然変異株)と異なり、オミクロン株(2022年に流行した初期のタイプ)は上気道(鼻やノド)で炎症が始まり、そこに留まる傾向が強く認められています。
「肺炎になりにくいという意味では、ほぼ風邪相当」です。人工ウイルスでなければ「野生株生ワクチン」と呼べるようなウイルスです。
肺炎になりやすい武漢系のコロナウイルスも、死亡率は比較的小さく(感染者の何割もがバタバタと死ぬわけではない)、コロナウイルス自身が生き残って増え続けるために弱毒化しなければならないような淘汰圧はありません。
武漢株とオミクロン株のRNA塩基配列の比較研究より、オミクロン株は、最初から「(弱毒化)生ワクチン」としての性能を持たせることを目的として武漢株をベースに作られた可能性が大きい と考えられます。
(逆に、オミクロン株をベースにして強毒化した武漢株が作られた可能性もあります。あるいは、共通の祖先ウイルスからほぼ同時期に両株が作製された可能性もあります。人工的に造られたウイルスの場合、どちらが先か後かは作った研究者に訊ねないと判別は難しいです。)
生ワクチンとしての性能を持つ人工ウイルスの開発に要する年月を考えると、自然に出現した武漢株を得てからオミクロン株に相当する生ワクチンを数年で開発することは不可能なので、武漢株もオミクロン株も、武漢株放出(2019年)の何年も前に作り終えた人工ウイルスである可能性が大きい と考えられます。
また、コロナのスパイクタンパクには「フリン切断部位」という特殊な部分があり、その効果でヒト細胞への感染力が著しく増強されているそうですが、コロナ騒動が始まる3年前の2016年2月4日、モデルナは「フリン切断部位」にある固有の塩基配列の特許申請を行っていたそうです。
こういうことまで明らかにされ、人の手でコロナウイルスを作ったことはもはや隠し通せなくなりました。
まとめると
(1) 武漢株も、オミクロン株も人工的に作られたウイルスである。
(2) オミクロン株は、「生ワクチン」相当の性能を持つウイルスであり、武漢株とほぼ同時期に作成された。
つまり、 「最初から」武漢株もオミクロン株も用意されていた ということです。
ウイルスの持つ能力をいろいろと改変する研究は以前から行われています。機能獲得(変異)の研究(実験)と呼ばれています。
機能獲得実験はウイルスの感染防止や治療方法の研究に役立ちますが、この実験で培われた技術は、そのまま生物兵器の開発にも役立つため、社会的に警戒の目を向けられてきました。
まず、次の記事に目を通してください。
▶ 「致死的ウイルスの改変実験を解禁」
Nature ダイジェスト Vol. 15 No. 4
DOI: 10.1038/ndigest.2018.180409
次に、下の記事を見て下さい。
▶ {「ウイルスは研究所で生まれた」──いまだ「機能獲得実験の証拠」がタブーな理由とは?}
Newsweek 4/21(金) 18:24配信 著者:スティーブン・クエイ(医師・科学者)
「最初から」用意されていたのはウイルスだけではないようです。
一般的には、「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2、武漢株)を2019年末に入手し、スパイクを産生するmRNAワクチンを開発した」という順序で物事が進んだと理解されています。
SARS-CoV-2 に対する最初のmRNAワクチンの開発が完了したとき、ファイザー社の社長(CEO)は、(従来のワクチンは5年も10年もかけて開発していたが)mRNAワクチンの大きな利点は開発スピードの速さであり、今後現れる新しい変異株にも半年程度で迅速に対応できると言って、ワクチンの登場を熱望していた人々を安心させました。
ところが、その後次々と現れる変異株にまったく対応できず、オミクロン対応ワクチンの登場にもウイルスの出現から1年近くを要しました。
(しかも、名前が「オミクロン対応」に変わりましたが、性能は「武漢株用ワクチン → 武漢株」の時とは比較にならないほど劣っているようです。)
ということは、「武漢株を得てから最初のmRNAワクチンが開発された」わけではなく、武漢でコロナ騒動が起こったときにはすでに武漢用のmRNAワクチンの開発は終わっていたと理解すべきでしょう。
つまり、 (1)武漢株も、(2)オミクロン株も、(3)武漢株用のmRNAワクチンも、「最初から」用意されていた ということです。
なお、ビル・ゲイツ氏は、まだオミクロンの性質がよくわかっていない段階でコロナ収束を予測していました。
参考:南アフリカから見つかった新規変異株「オミクロン株」 現時点で分かっていること(忽那賢志 2021.11.27)
参考:ビル・ゲイツ氏「来年は新型コロナ収束…個人的に悲しい一年」 (中央日報/中央日報日本語版 2021.12.08)
参考:オミクロン株の登場:【解説】 オミクロン株、南アフリカの状況から分かったこと (BBC NEWS JAPAN 2021.12.17)
日本でのオミクロン流行開始は 2022年令和4年1月 です。
ビル・ゲイツ氏はオミクロンの性質も散布時期も事前に知っていたと考えられます。2021年2月の時点で、地球の気候問題に較べればパンデミックを収束させるのはとても簡単だよと話しています。
2002年平成14年、中国で流行の始まったSARS(SARS-Cov-1)のウイルスも人工的に作られたウイルスではないかと疑われています。
ヒトにも動物にも感染できるようにウイルスを開発しておき、ほぼ同時にバラまけば、動物起源のように装うことができます。
次の記事は、「コロナウイルスの父」と呼ばれる、 米ノースカロライナ大学のラルフ・バリック教授 による人工ウイルス作製技術の紹介です。
「米国、2008年にはSARS類似のコロナウイルスを人工合成」(2021.08.06、CRIオンライン)
ラルフ・バリック教授の業績を紹介する投稿:↓(動画約2分間)
新型コロナウイルスは、ラルフ・バリックと武漢ウイルス研究所との共同制作のキメラウイルスだ… pic.twitter.com/ZjaD2N4CHG
— 連新社 (@HimalayaJapan) September 20, 2023
2002年の「SARS-Cov-1」と較べると、2019年の「SARS-Cov-2」では発症直後のウイルス排泄量が多く、感染しやすく改良(改悪?)されているのがわかります。
上図の出典:PLOS Biology
次は、「実験室で作られた致死性ウイルス10種」という 2019年平成31年1月23日の記事です(LISTVERSE)。
第6番として「SARS 2.0」というのが紹介されています。
この記事の中では、2002年の「SARS」、つまり「SARS-Cov-1」は「naturally occurring(自然発生)」として表記されています。
「10 Deadly Viruses And Bacteria Created In Labs」
上記事(↑)の日本語訳:↓
重症急性呼吸器症候群(SARS:Severe acute respiratory syndrome)は致死性のウイルスである。
2002年平成14年から2003年平成15年にかけて 29カ国で 8000人が感染したSARSの流行では、700人以上が死亡した。
新しい変異型SARSウイルスは、ノースカロライナ大学の ラルフ・バリック博士率いる研究グループ によって作られた。
彼らはこれを SARS 2.0 と呼んでいる。
研究者たちは、天然のSARSにいくつかのタンパク質を加えることによって、このウイルスを開発した。[訳注:ウイルスのタンパクを変えることで感染性や毒性を変えることができます]
SARS 2.0 は、天然のSARSウイルスによる感染症を予防・治療するために使用されるワクチンや治療法に対して耐性がある[SARS用に準備されたワクチンや治療薬等は効かない] [5]。
より致死率の高い変異したウイルスを作ることで、より強力なワクチンを開発し、より致死率の高いSARSの流行から救うことができる。
しかし、致命的なSARSの流行から我々を救うはずの SARS 2.0 が研究所から逃げ出した場合、その流行の始まる可能性があるため、他の科学者は懸念している。
[5]:「 Ethical Questions Arise After Scientists Brew Super Powerful 'SARS 2.0' Virus 」(2015.11.15 By Melissa Cronin@VICE)
そして、ラルフ・バリックさんとコロナウイルス(2002年のSARS-CoV-1と2019年のSARS-CoV-2)との強い関連性を指摘し、機能獲得実験の停止を訴える記事:
「コロナウイルスハンター」ラルフ・バリック博士: パンデミックへの備えは?それとも私たちを危険にさらすのでしょうか? (2020.08.26、アレクシス・バーデン・メイヤー、Organic Consumers Association)
要するに、「2002年のSARS」以前より、ウイルス研究者たちはいろいろな機能獲得実験を行っており、2002年には予備実験としてバラまきを行い、2015年の数年前にはある目的にかなうウイルス(武漢株)が完成したのでそれに対する最初のmRNAワクチン(武漢株用)を開発し、2019年の数年前にはワクチンの大量生産準備が整い、また肺炎になりにくいオミクロン株の開発も終わったので、バラまきとワクチン接種事業の展開計画を仕上げ、2019年秋に パンデミック対処の演習 Event 201 を開催し、2019年末にコロナ騒動(本番)を始めた、ということのようです。
参考:「イベント201で予告されていたコロナパンデミックのシナリオ 」(2021.10.18、コウの雑記帳)
ウイルスは「意図的なバラまき」ではなく、「事故による漏洩」ではないかという見解もあるようですが、2002年から2019年までそういった漏洩がほとんどなく、2019年年末から漏洩が世界各地で急増するというのは不自然なので、ほとんどのコロナウイルス変異株は「意図的なバラまき」の可能性が大きいでしょう。
この数十年間に何が準備されていたのかの紹介動画です:↓
23分間の動画です。解説は5分25秒から始まります「ここ数年に起こったと私たちが主張しているパンデミックも、一夜にして起こったわけではありません。・・・・・」
すでに2千万回近く視聴されている欧米で話題の動画
— ShortShort News (@ShortShort_News) May 28, 2023
「新型コロナウイルス開発の1965年からの驚愕の歴史」
SARS 1は、ノースカロライナ大学バリック教授が開発した「感染性複製欠陥」=生物兵器
デイビッド・マーティン博士講演
@欧州議会・国際コロナサミット 2023年5月3日 https://t.co/0eBZdrXc6u pic.twitter.com/y1eOwtL34X
コロナウイルスが人工ウイルスであることを、米国CIA(中央情報局)は隠ぺいしたようです。隠ぺいするのは当然ですね、計画側ですから。
日本でも報道するように。
— Taka Miyazawa 宮沢孝幸🎹😻🪴🌈 (@takavet1) September 20, 2023
少しずつ少しずつ。
米のコロナ起源調査で買収疑惑 下院、CIA内部告発検証(共同通信) https://t.co/kGGMHadCcj
ニュースへのリンク
機能獲得研究についてのファウチの証言 vs 事実
— ShortShort News (@ShortShort_News) March 12, 2024
この問題を放って置くと、またパンデミックが起きることが確実です。 https://t.co/spEetVKQ8A pic.twitter.com/rqsZwIMLj5
【関連研究1】
プレプリントA probabilistic approach to evaluate the likelihood of artificial genetic modification and its application to SARS-CoV-2 Omicron variant Kakeya, Hideki; Matsumoto, Yoshihisa March 30, 2022(掛谷英紀さん)
掛谷英紀さんの「新型コロナ武漢研究所起源説の根拠」(2022.09.10、「note」への投稿)
一部で、新型コロナ研究所起源を日本で最初に言ったのは荒川央先生で、掛谷は後追いと言う人がいますが、事実に反します。荒川先生が最初に言われたのは、私の知る限り2021年12月だと思います。https://t.co/4Y7Gq0oN8H
— Hideki Kakeya, Dr.Eng. (@hkakeya) October 3, 2023
私は2020年6月時点で、動画にして発信していました。https://t.co/kCvsnM9Y0J
掛谷英紀さんの著書:「学者の暴走」(2021.07.02、扶桑社新書)
「学者の暴走」の目次
第1章 新型コロナウイルスと悪魔の科学
情報隠蔽がもたらしたパンデミック
武漢で行われていた危険な研究
陰謀論とのレッテルと戦う
あまりに危険な科学者たち
第2章 科学とは何か
第3章 日本の科学の弱点
第4章 世界の学問の危機
第5章 学問の再建に向けて
【関連研究2】
ホームページでの発信 Molecular evidence indicates a synthetic origin of SARS-CoV2 Omicron Valentin Bruttel
【関連研究3】
荒川央さんの分析は主に1塩基の変化を対象としたものですが、もっと長い塩基列の入れ替わりについての研究が東北大学大学院で行われました。
今後、「自然の仕組み」が見つかれば良いのですが・・・。
コロナウイルスのゲノム変異に未知の仕組みか、大流行解明に光 東北大(Science Portal, 2022.08.05)
コロナウイルスのゲノムに蓄積した進化の痕跡を発見 コロナウイルスがもたらすパンデミックの機序解明へ期待(東北大学プレスリリース、2022.07.25)
【関連研究4】
ウイルス開発経緯の説明(2022.09.18:和訳記事)
アンソニー・ファウチは米軍の生物兵器開発を担当、ピーター・ダザックはCIAの工作員——新型コロナウイルスの起源調査委員会を主導するジェフリー・サックス教授 x ロバート・F・ケネディJr.氏【対談】
ウイルス開発経緯の説明(2022.08.21:英文;Robert F. Kennedy, Jr.)
Origins of the Virus with Jeffrey Sachs(RFK Jr The Defender Podcast)
【関連研究5】
Repeated emergence of probabilistically and chronologically anomalous mutations in SARS-CoV-2 during the COVID-19 pandemic (2023.08.04:Kakeya,Hideki;Matsumoto,Yoshihisa)(掛谷英紀さん)
上記発表の紹介動画:↓(日本語による説明:約16分)
【関連研究6】
Unnaturalness in the evolution process of the SARS-CoV-2 variants and the possibility of deliberate natural selection (2023.08.05:Tanaka,Atsushi;Miyazawa,Takayuki)(宮沢孝幸さん)
上記発表の関連動画:↓(日本語による説明:約10分)(大事な言葉が消去されているのは、Youtubeが検閲を行って動画を削除するからです)
2023.10.16京大の宮沢孝幸准教授
— 小倉台福田医院_福田世一.MEC食Dr (@fseiichizb4) October 17, 2023
悪い奴はいる。それを国家機関レベルでやるというのは当時の私としては驚愕だったが、過去の経験から、今回の人工説も納得した。
責任ある人間として、本当のことは言っておかないといけないと思った。死ぬときに後悔する思った。
いったん、退こうと思います。 https://t.co/DoA9ca1GoY pic.twitter.com/nc44aNM6dA
英国の日刊紙「デイリー・メール」の記事(23 February 2022)↓
では、このような人工ウイルスを、誰が何のために作り、バラまいているのでしょうか。
諸説あるようです。お調べください。
(人工ウイルス放出の合理的な目的として)私が個人的に興味を持っているのは「地球人口削減計画」です。 その計画に基づいてウイルスの放出やワクチンの接種を進めているという説です。
怖い話を聞きたくない方は、この先を読まない方がよいでしょう。
誰がこの地球人口削減計画を実行しているのか、確かめようもありませんが、人口増大による文明の滅亡 は、回避困難な現実的問題として(コロナ騒動以前より)個人的には関心を持ってきました。
地球人口削減がどれほど切迫した問題であるかは、ローマクラブ (→「真の敵は人類それ自身である!」と訴えている)について調べるとよいでしょう。
ローマクラブ結成の1970年の世界人口は約37億人、半世紀後の2020年には約78億人、もはや手段を選べない状況に陥っている可能性 があります。
増大する人口の管理は、陰謀論とは直接関係のない現実的問題です。中国が取り組んだ「一人っ子政策(1979-2014)」は、中国政府による陰謀で行われたわけではなく、公的な政策です。
未来を考えるとき、お花畑を思い描くのはやめたほうが良いでしょう。地球の人口をコントロール出来なければ地球上の全文明が滅亡します。
中国武漢でコロナ騒動が始まる(2020.12.08)前に書かれた 2018年8月16日の「In Deep」の記事:▶ ▶ ▶
「地球人口削減計画」説が正しいとすると、 人口削減目的の病原体放出(や危険なワクチン接種等)を止めさせるためには、人口削減の代替案 を提出できなければなりません。
しかし、これは人類が半世紀以上にわたって失敗してきたことなので、(解決不可能といってもよい)難問です。
「確実な地球人口削減の代替方法を提案できない限り、感染症、戦争、飢餓等を利用した人口削減は続く」と考えられます。
したがって、コロナウイルスやmRNAワクチンの害を訴えるだけでは人口削減作戦を止めることはできないでしょう。
誰が、どのような組織が、地球人口のコントロールに取り組んでいるのか、私にはわかりません。陰謀論では、いろいろな名称が出てきますが、本当かどうかは確かめようがありません。
また、そのような組織を特定する意味もありません。人口削減計画を進めている組織を見つけて潰せば、また別の組織が同じ目的のために動き出すだけのことです。
「人口削減の失敗 → 文明の消滅」だからです。
もし50年後も地球上に人類の文明が存在していれば、どのような組織による人口管理が成功して文明が存続できたのかを知ることができるでしょう(・・・・・きっと)。(補足説明3 ※6-2-3)
なお現時点では、(計画側は)なぜ生ワクチン相当のオミクロン株を放出したのか(補足説明3 ※6-2-4)、mRNAワクチンはどのような役割を担っているのか(補足説明3 ※6-2-5)、といったことがまだ分かっていません。
人口削減の主な手段は「戦争、飢餓、疫病」です。
戦争は、不平等な手段です。勝者が優遇されます。飢餓も不平等な手段です。豊かな地域が優遇されます。
人口削減に感染症を利用するのは、見方によっては平等な人口削減方法です。
具体的な人口削減方法として感染症を採用することは、(戦争や飢餓よりも差別的な性質が弱いため)倫理的な抵抗感が少ないという意味です。
特定の民族だけが持つ固有の遺伝情報を標的とするウイルス等を作って人口削減を図ることは、差別的利用になります。
もともと少子高齢化で人口減少の進む日本に対して強力な人口削減策を要求する必要性はありません。コロナに対して欧米人の数十倍強い耐性を持つ日本人に対してmRNAワクチン接種をアメリカが要求したのは、「数十倍強い耐性」が差別的だからかもしれません。
「戦争や飢餓では十分ではない。人口危機を解決するためには、何十億人もが死ななければならないのだが、その最も効率的で迅速な方法は病気を使うことだ。エイズは効率的な殺し屋ではない、それは遅すぎる。私のお気に入りの候補者、つまり世界人口の90%を排除するのに最適なものは、空気感染型エボラ… pic.twitter.com/nCnxi3PFD2
— Alzhacker (@Alzhacker) June 15, 2023
この手の”人物の言葉”引用ものは捏造が多いので調べてみたら事実でした
— satox (@satoxsoda) June 15, 2023
同氏はその発言についてタッカー・カールソンにインタビューを受けているhttps://t.co/cVhrACLiBZ
そもそも「人口削減を目的としたウイルス放出及びmRNAワクチン接種」を「陰謀」と呼ぶのは間違っています。
「人口削減を目的とした・・・」は、公開されている計画です。
陰謀とは、人々に気づかれないように隠れてコッソリと進める計画のことであり、「敵を欺くときはまず味方から」というくらい秘密扱いします。
また戦争の時、軍隊は陰謀を重視します。優れた陰謀は味方の被害を最小限に抑えて戦いの目的を達成します。
「陰謀=悪いこと、やってはいけないこと」ではありません。
もし「人口削減を目的とした・・・」を陰謀論と呼んで蔑み[さげすみ]、研究対象としないことは自分自身の利益にはならないでしょう。
分子生物学の発展により、様々な微生物の改造が容易になっており、コロナ騒動の後にもいろいろと放出が準備されているとの話(デマかもしれませんが)もあります。
この先にやってくる様々な感染症に備えるならば、コロナに対する免疫だけを考えていてはダメだ ということです。
免疫力全体を低下させることもあるmRNAワクチンの副作用について、しっかりと情報を集めたうえで接種するか否か、また接種する場合はどういうスケジュールで接種するかを考えた方がよいでしょう。
すべてのウイルスや細菌は遺伝情報の変化により、ヒトにとって病原性の高い微生物になる可能性を持っています。
インフルエンザウイルスなど身近な微生物について、人工的な手法を用いて変異させ、病原性の変化を調べたり、免疫学的な対策を研究することは重要な予防的研究です。
もちろん開発した高病原性の微生物が事故で漏出したり、悪用されたりする危険性はあり、そうした危険性に対する警戒は昔からあります。
ご参考までに:↓(井口和基さん:2010.08.05 のブログ記事)↓
新型コロナウイルス流出源の可能性が疑われた武漢ウイルス研究所は、フランスやアメリカの支援を受けていました。
ウクライナにある複数のウイルス研究所はアメリカの支援を受けてきました。
強い毒性を持つインフルエンザウイルスの研究が行われていたようです。
「コロナだけに備えていてはダメ」という意味で紹介しておきます。
ロシア軍がウクライナの生物学研究所で、鳥インフルエンザH5N8株を発見、ヒトに感染すると致死率40%に達する可能性があるとのことです。この研究の依頼者は米国防総省です。
— matatabi (@matatabi_catnip) June 19, 2023
フル動画
ロシア国防省 ウクライナの生物学研究所に関する資料の分析結果 2023/05/26https://t.co/6XX4lB7Lz0 pic.twitter.com/Pna45Ack9r
Youtube 動画は 15 分近くあるフルバージョンです(↓)。
日本では2021年令和3年にmRNAワクチン接種が開始されました。このワクチンによる日本国民の免疫変調状態は2021年から始まっています。
2023年令和5年の夏~、日本ではインフルエンザが流行しています。
夏にインフルエンザが流行する大きな原因としては、コロナ感染による免疫力の低下やmRNAワクチン接種による免疫変調が考えられますが、2022年令和4年の夏にはインフルエンザが流行していないことを考慮すると、「どこかの研究所で開発された 夏に強いインフルエンザウイルス がバラまかれた可能性」も疑われます。
(研究所内部からの告発でもない限り)その真偽は不明ですが、世界のいろいろな研究所がそういうウイルスを開発する能力を持っていて、人工ウイルスのバラまきを疑うことのできる時代(そんなことありえないと否定できない時代)だという認識が重要でしょう。
「人工パンデミック騒動は、繰り返される!?」(2023.12.22 の投稿)
【人工パンデミック騒動は、繰り返される!?】
— 医療法人聖仁会 松本医院 (@matsumotoclinic) December 22, 2023
おはようございます、院長の松本です。
今回のコロナ禍に関して、この3年を通じて世の中の流れを見てきて、繰り返される茶番劇に対して半ば辟易した気持ちになっている人も多いことでしょう。
もちろん、私自身もその一人です。…
さて、mRNAワクチン接種を妨害する目的で様々なデマが流れましたが、とても興味深いデマを紹介しておきます。
このデマでは、フランスの著名な経済学者である ジャック・アタリ(Jacques Attali)が 1993年に出版した「Verbatim I 1981-1986」において、次のようなことを記述しているかのように見せています。
実際には、この著書の中に該当する記述はありません。
しかし、アタリが言っていたと創作された内容が、とてもよくコロナ騒動(ウイルス流行とワクチン接種)の実相にあっています。
「アタリがこう言っていた」というのはデマですが、内容は真実であり、コロナ流行やワクチン接種開始に対する大衆の反応を皮肉っているのです。もちろん私も大衆のひとりですが。
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将来的には人口削減の方法を見つけることが課題になってくるだろう。
もちろん、我々は人を処刑したり収容所に送ったり、などという露骨なまねはできない。
「そうすることが彼ら自身のためなんだ」と信じ込ませることで、上手に彼らを間引いていくことになる。
そのために、何らかの事象、たとえば一部の人を標的にしたパンデミックを起こしたり、経済崩壊を起こしたり、高齢者に悪影響を与えるウイルスをまいたり、といったことが考えられるが、まぁ方法は大して重要ではない。
とにかくこういう事件を起こすことで、弱いものや恐れる者はこれに屈服するだろう。
愚か者はこの事件を信じ込み、何とかして欲しいと嘆願する。
そこで我々の出番。
「これが治療法だ」と救いの手を差し伸べる。
こうして、愚か者の自然淘汰が行われることになる。
屠殺場に自ら進んで向かうようなものである。
屠殺場とは mRNAワクチン接種会場 のことです。
本当に、そういう記述があるのか、アーカイブ で検索しました。
該当する記述か所はありませんでした。
しかし、別の著書でアタリはいくらか似たような内容を記述しているようです。
その別の著書の内容を確認するには購入費5千円くらい必要だったので、検証は断念しました。
アタリが実際に言ったかどうかよりも、このデマの創作者が訴えたかった警告メッセージのほうが重要だと思ったからです。
なお、「鳥居大嗣、大谷友也」の連名で、より詳しい検証がされています:ウイルスで人口削減提案?「ジャック・アタリの40年前の文章」は誤り 改変された文章が拡散
↓は、2023年になって流行した新バージョンです。
アタリさんが言ったというのはデマだけど、訴えている内容は重要なので紹介しました。
次も、けっこう有名なデマです(実際の真偽は不明)。
こういうデマが出てもおかしくないことをキッシンジャーは過去に書いています(1974年)。
キッシンジャーが実際に書いていることの解説:▶ ▶ ▶「人口抑制/削減計画の源流・1974年キッシンジャーレポート」(千葉舞、2021.05.21)
キッシンジャー・レポート(1974):National Security Study Memorandum NSSM 200 (THE KISSINGER REPORT)
これ(↓)は拾い物です(作成者不明)。
大衆を今回のワクチン接種に駆り立てた方法が整理されています。
今回のコロナ用mRNAワクチン接種は、ほとんどの日本人にとっては不要なものだったと考えられます。「日本人も接種せよ」という外圧が無ければ、コロナに強かった日本での接種は少数の対象者に限定されたと考えられます。
しかし将来起こる同様のパンデミックにおいては、本当に必要で有益なワクチンが提供される可能性もあります。
もし私が人口削減の作戦を担う側であれば、ワクチンに対する信頼性を保つために、「強毒性ウイルスと本当に効くワクチン接種」の組み合わせも計画すると思います。
コロナワクチンに懲りて「接種しない」と決めつけるのではなく、しっかりと集めた情報を吟味して接種するか否かを決める必要があると考えられます。
次は、歴史学者による人口管理史の研究案内です。翻訳家の Alzhacker さんが紹介しています(2023.05.18)。
「ツイートの埋め込み、スクリーンショット、テキスト」の順に掲載しています(Twitter アカウントが消えると記事を読めなくなるので)。
致命的な誤解 | 世界人口をコントロールするための闘い(2010) - Matthew Connelly コロンビア大学教授(歴史学)https://t.co/MErZnOMHZi
— Alzhacker (@Alzhacker) May 18, 2023
1968年の民主党と共和党の綱領がほぼ同じ内容で、人口抑制が緊急の課題であることを裏付けていたことを忘れてはならない。… pic.twitter.com/ck01x3Y2Oo
Alzhacker さんによる要約を以下に掲載します:
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致命的な誤解 | 世界人口をコントロールするための闘い(2010) - Matthew Connelly コロンビア大学教授(歴史学)
amazon.com/Fatal-Misconce...
1968年の民主党と共和党の綱領がほぼ同じ内容で、人口抑制が緊急の課題であることを裏付けていたことを忘れてはならない。
私が生まれたその日、インディラ・ガンジー率いるインド内閣は、3人以上の子供を持つ親に対して初めて強制不妊手術を行うことを検討した。そして、この年に出版されたベストセラー『人口爆弾』の著者エールリッヒは、「アメリカの子供一人の誕生は、インドの子供の誕生の50倍の災いを世界にもたらす」と考えていた。
残念なことに、他の著者も数十年前に同様の警告を発していた。膨れ上がった貧困層が自分たちの窮状を理解し始め、自分自身や他人に対する差し迫った脅威となりつつあるというのである。
資料館を渡り歩き、何千もの文書に目を通し、この歴史を作った人々にインタビューするうちに、私は、国家安全保障の再定義よりもはるかに多くの問題があることを理解し始めた。これは、ある人々が、誰にも答えることなく他者を支配しようとしたことを示す物語である。彼らは冷酷で、衝撃的な方法で人を操ることができる。
どうしようもないほど増え続ける人口を前にして、思慮深い観察者たちは自問したものだ。「人は何のためにいるのか?」なぜなら、それらは最終的に人生の意味と目的に関わるからだ。
この論理は、最も極端な場合、「不適合者」の不妊手術や民族浄化につながった。その中には、金銭を受け取って不妊手術に同意した何千万人もの貧しい人々も含まれていた。
人口問題を考える人は、地球を全体としてとらえる「惑星的な視点」を持つことが多い。
国民国家主権の原則に対する挑戦、とりわけ地球が膨張した人類を支えきれないという懸念は、「地球家族」というビジョンも呼び起こした。科学者や活動家は国境を越えて組織され、生殖行動に関する規範の統一を訴えた。
国際機関や非政府組織は、少子化対策のための世界的なキャンペーンを率先して行った。これらの団体は、新しいグローバル・ガバナンスを作り上げ、推進者たちは特定の誰かに答えることなく、世界の人口をコントロールしようとした。
人口抑制運動の歴史は、ローカルな政治的分断とグローバルな組織化という衝動がいかに密接に関係しているかを示し、私たちの世界が一つになると同時にバラバラになるという、強力かつ逆説的なプロセスを理解する助けになる。
*
人口抑制の考え方は、少なくともプラトンの『共和国』と同じくらい古い。
対照的に、世界の人口をコントロールしようという考えは、近代の現象である。19世紀末になると、ヨーロッパからの入植に耐えたわずかな地域をライバル帝国が占領するようになり、出生率、死亡率、移住の傾向が相互に関連し合っていると考えるようになった。
しかし、1940年代から1950年代にかけて、新しい公衆衛生技術が植民地化された人々にも劇的な寿命の伸びをもたらし始めると、人口増加は世界的な危機のように思われるようになった。
優生学と出生コントロールの擁護者たちは、公衆衛生キャンペーンを意識的に模倣し、「家族計画」のための共通プログラムを開発した。それは、一世代で「近代化」を達成する手段として、新しく独立した国々の指導者や国際組織、非政府組織にアピールするものであった。
人々が世界を救おうとするとき、悪魔は細部に宿る。さまざまな種類の人口抑制策の類似性や関連性をたどるのと同時に、なぜそれらが多くの場所で広がり、根付いたのかを説明する必要がある。
人口抑制を、異なる傾向を受け継ぎながらも独自の方向性と勢いを獲得した一つの運動として理解すれば、新しい驚くべき歴史が展開され始める。例えば、新マルサス主義者、優生学主義者、出生促進主義者、帰化主義者が同じ時期に組織化され始めたことに気づく。入植地の封鎖は、世界人口を左右する最初の政策であったことがわかる。
世界史はまた、私たちが人口抑制について知っていると思っていたことが、実はそうではないことを示すこともできる。例えば、優生学は、現在ではホロコーストとして理解されている最も悪名高いエピソードで終わったわけではない。優生学的な不妊手術は、アメリカのいくつかの州、北欧、日本、インド、中国などで続けられた。
*
人口抑制を世界的な運動としてとらえることは、他の方法では思いもよらないような疑問を引き起こし、それに答えることになる。例えば、なぜ人口抑制の国際外交では、共産主義国とカトリック国が社会主義国と資本主義国に対峙するような奇妙な連合が組まれたのか?
台湾からインド、チュニジア、ハイチまで、ほぼ同時に同じ技術とテクニックが展開され、ひどい結果に終わることが多かった。また、家族計画は人権であると主張する組織が、インドや中国でますます強圧的になる政策に反対しなかったのはなぜだろうか。その代わりに、なぜ彼らは友好的なアドバイスとサポートを提供し、世界中にそれらを擁護したのだろうか?
*
人類を作り変えようとした当時、イギリスとフランスは世界の人口のほとんどを支配していた。そのため、彼らの国内での議論でさえも、より広い範囲に影響を及ぼしていた。ファシズムのイタリア、ナチスドイツ、ソビエト連邦は、特に冷酷な人口統制を行い、他の国々にもっと魅力的な代替策を開発するように促した。
スウェーデンは、福祉国家が家族計画を推進する代わりに、国内外にどのような影響を与えることができるかを示した。日本は、連合国軍の占領下において、人口増加を抑える手段として、ほぼ最初に家族計画を採用し、その後、国際的な援助の源として米国に次ぐ存在となった。
しかし、この記述で最も注目されているのはアメリカである。彼らは、世界人口の形成を意図した政策を最初に追求した。彼らは人口統計学の科学と家族計画という政治戦略の両方を制度化する上で主導的な役割を果たすと同時に、世界中の弟子を指導した。
人口抑制運動の指導者たちの多くは、自らを国家的な観点で捉えてはいなかった。マーガレット・サンガーは、「自分には国がない」と言いながら、その生涯をこの運動に捧げた。ガルトンに始まる優生学者にとっても、人口抑制は世俗的な宗教であり、人類を退化から救うために伝承された信仰であった。
人口の変化とそれをコントロールしようとする闘いは、相互に関連した国境を越えた現象であり、そのように研究されるべきものであることを認識する必要がある。
人口抑制の歴史と未来を理解するためには、人口抑制がネットワーク-思想、個人、制度のネットワーク-で構成されていることを認識する必要がある。ネットワークについての物語は、読者にある種の要求を突きつける。なぜなら、すべての行動を進める一人か数人の主人公も、それが発せられる中心も、すべての努力を集中させた固定目標さえも見つからないからだ。
結局のところ、移民であれ、迫害された少数民族であれ、働く母親であれ、人口抑制の対象は動くものである傾向がある。読者が目にするのは、新しいアイディアが生まれ、火がつき、政治的なムーブメントを巻き起こす様子である。
人々は国境を越えて組織化され、会議を開き、資金を集め、新たな組織を設立して議題を推進する。このような運動は時に勢いを失い、消滅するが、状況が好転した時に再び現れ、新しいアイデア、新しい政策、新しいプログラムを生み出す。
望まない移民を差別したり、子供を産んだり減らしたりすることは、しばしば好ましくない行為であり、その結果、分裂や反体制化を引き起こし、人口抑制の信用を失い、地下に追いやられる。
ネットワークはその性質上、回復力がある。このことは、人口抑制が手ごわい反対運動を引き起こしたにもかかわらず、なぜ持続してきたかを説明するのに役立つ。
人口抑止のような証拠は、イデオロギー的な攻撃のために操作されることもある。特に、人口評議会、国際家族計画連盟、フォード財団、ロックフェラー財団、国連の主要機関、世界銀行など、このような陰謀を明らかにする可能性のあるすべてのアーカイブを調査した人は、これまで一人もいなかった。
本書は、主要な主人公の何人かが、実際には、自分たちの組織がある課題に専念しているように見せかけながら、別の課題をひそかに隠していた、という裏の行動をとっていたことを証明することができる。
*
人口抑制を陰謀と決めつけては、アーカイブに何が残っていようと、説明することはできない。世界人口をコントロールしようとする人々は、海外に味方を見つけなければ、どこにも行けない。このような遠大な運動は、異なるアイデアに触発された人々が、異なる方向へ引っ張られることを含んでいる。
思想は一人歩きするし、人間はもっと予測不可能である。その中で、個人個人が自分の考えを変え、異なる目標に向かって行動することで、この歴史は変わっていった。
最も重要なことは、人口抑制の運命は、最終的には抑制されない人々によって決定されたことである。制度化された人種差別を覆した移民、強制不妊手術に異議を唱えた訴訟当事者、他者への強制を断りキャリアを危険にさらした役人、そして世界あるいは神の計画に従って繁殖することを拒否した数え切れないほどの数百万人の人々であった。
本書は陰謀論というよりも、むしろ教訓的な物語である。本書は、過去だけでなく、未来についての物語である。
人口抑制がどのように始まり、どのように恐ろしい方向に進んでいったのか、その歴史は、これから起こるかもしれないより不吉な歴史に備えるのに役立つだろう。
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「人口削減を目的としたウイルスの放出とmRNAワクチン接種の推進」を仮定したときに 日本の近未来 がどうなるのか予想してみました: ▶ ▶ ▶
人口削減には、当然のように 人種差別や優生学 が絡んできます。
『コントロール』 優生学の暗い歴史と厄介な現在(2022)
— Alzhacker (@Alzhacker) June 1, 2023
The Dark History and Troubling Present of Eugenicshttps://t.co/bPo3JRF0cj
優生学に似た人口抑制政策は、現在も行われている。しかし、優生学の根底にある考え方は、歴史的なものではない。私たちの現在の姿なのである。… pic.twitter.com/sh0CcefmFD
Alzhacker さんによる要約を以下に掲載します:
*************************************
『コントロール』 優生学の暗い歴史と厄介な現在(2022)
The Dark History and Troubling Present of Eugenics
https://amazon.co.jp/-/en/Adam-Rutherford/dp/1324035609
優生学に似た人口抑制政策は、現在も行われている。しかし、優生学の根底にある考え方は、歴史的なものではない。私たちの現在の姿なのである。
現在、カナダのサスカチュワン州では、2018年の時点で、数百人のファースト・ネーションズの女性に対する強制的な不妊手術に対して、現在も集団訴訟が行われている。そして米国では、2020年に推定20人の女性が移民税関捜査局の拘置所で強制的な不妊手術を受けたとされている。
デンマークでは、ダウン症の早期スクリーニングへのアクセスが年齢に関係なくすべての女性に提供されており、胎児に同症候群が検出された場合、約95パーセントの女性が中絶を選択している。2019年、人口580万人の中で生まれたダウン症の人はわずか18人で、米国では約6,000人である。
オーストラリアのアボリジニでは、奇形児や未熟児の殺害が一般的であったという。インドや中国では、両国で非合法とされているにもかかわらず、家庭内の経済的・社会的地位を確保するための手段として、女児の殺害が今日まで続いている。
私たちは皆、純粋な意味での優生主義者ではないだろうか?誰だって、子供が苦痛の中に生まれてくることは望まないし、民族が苦しみに包まれることも望まない。
全体として健康な集団を維持するために、「弱い」人間を淘汰することは、どの程度まで許容できるのだろうか?
問題は、この考え方が、自由を制限し、選択を排除し、権力者が弱者に支配を押し付けるような、深い非自由主義的な立場と常に結びついていることであり、おそらくこれからもそうでなくなることはないだろう。
優生学の文化的遍在性は、私たちの食卓にも及んでいる。多くの読者は、今朝、乾燥したシリアルを食べたことだろう(ラクターゼの持続性突然変異によって可能になった牛乳をかける)。
その進化は、ケロッグの奇妙で強迫的な欲望、つまり淡白な食べ物で性欲をコントロールし、その結果、立派なアメリカ男性の貴重な体液を保護し保存したいという欲望から始まった。
バカバカしい話だが、ケロッグはその莫大な財産を使って、自分の強迫観念を支え、発展させた。彼は、アメリカにおける優生学のチャンピオンとなり、ナチス・ドイツの政策と並行して発展した人種衛生の原則を推進する重要な人物となった。
ヒトラー自身については、彼がどのような資料を読んで、第三帝国で実施されることになる極端な優生学に取り組んだのか、正確にはわかっていない。
しかし、彼がしばしば信条として宗教よりも科学の優位性を説き、社会ダーウィニズムと進化論のバージョンをナチの思想の中核に据えていることは分かっている。
例えば、これは戦時中の1941年に彼が行ったいわゆるテーブルトークの独白の一つに「科学は嘘をつくことはできない。科学は常に、その時々の知識の状態に応じて、何が真実であるかを推論しようと努力しているからだ。嘘をつくのはキリスト教だ」とある。
優生学は、常に政策を目的とした科学プロジェクトであり、理論と公衆衛生、人口管理と政治的ヘゲモニーの会合であり、科学がイデオロギーに集約されたものだった。
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医師団のニュルンベルク裁判が成功したのは、優生学の原理をナチスの残虐行為と明確に結びつけたことで、必ずしも優生学そのものを非難することなく、「優生学」という言葉だけを穢す(けがす)効果があったからだ。
ナチス・ドイツ出身の熱心な優生学者たちの多くは、その経歴をほとんど気にすることなく、新しい職場に乗り込んでいった。ドイツでの強制不妊手術は戦争犯罪やジェノサイドに発展したが、アメリカの優生学プログラムの設計や制定に関わった人たちは、誰一人として軽犯罪に問われることすらなかった。
「優生学」という言葉は廃れていったが、優生学の廃絶はすぐには実現しなかった。イギリスでは、1925年にカール・ピアソンによって『優生学年鑑』が創刊されたが、1954年に『人類遺伝学年鑑』へと変貌した。
オレゴン州は1981年に最後の強制不妊手術を実施したが、カリフォルニア州の不妊手術への熱意は21世紀に入っても続いている。
2014年6月、女性刑務所における不妊手術の手順に関する州の監査は、39人の受刑者が、インフォームドコンセントの不備により不妊手術を受け、その内27人の受刑者が精神的に有能でありながら同意書に署名をしていなかったと結論づけた。
2020年には、移民税関捜査局の拘置所で、最大20人の女性が強制不妊手術を受けたという報告があった。
サスカチュワン州では、2018年の時点で先住民の女性が強制的に不妊手術を受け、先住民に対する以前のカナダの優生学政策を永続化させる行為を行っていた。
このように、歴史的に支配階級から迫害されてきた人々を国家が管理することは、過去100年間に行われた最悪の優生学の例と区別がつかないように見える。ナチスの行動と根本的にどう違うのだろうか。なぜ、これらの行為がジェノサイドの試みと認められないのか?
第二次世界大戦後、優生学は廃れたと言いたいところだが、真実はもっと複雑であることは明らかだ。
「もちろん、優生学はうまくいくだろう」という感情の意味はただひとつ、「私たちは進化している」ということだ。それは当たり前のことであり、また無意味なことでもある。
私たちはマウスでもなければ、シャーレの中の細胞でもない。私たちは、何千世代にもわたって、私たちが好ましいと思う形質のために特別に飼育された家畜でもない。しばしば、独立性や自律性、時には健康が犠牲になっている。
もし今日、優生学的な政策が実施されたとして、私たちは何を選択したのか、あるいは何に反対したのか、本当に理解できるのだろうか?
1933年の不妊手術法の下では、多くの病気や状態が含まれ、統合失調症、双極性障害、遺伝性てんかん、ハンチントン病、重度のアルコール依存症など、指定されたものもあった。
もし、アメリカやドイツで制定された優生学政策(イギリスでは提案された)が、今日の知識とツールで実施されていたら、世界はハンチントン病で亡くなったウディ・ガスリーを奪っていたかもしれない、と主張することもできる。https://youtu.be/TM54-ZRd-9k
パーキンソン病、ADHD、双極性障害と診断された俳優でコメディアンのロビン・ウィリアムズになった胚も、もしその技術があれば、生まれる前に選別されていたかもしれない。https://youtu.be/yBWOdAmqhpc
俳優のキャリー・フィッシャー.、リンダ・ハミルトン、ヴィヴィアン・リーの双極性障害が胚のときに発見されていたら、まったく違うレイア姫、サラ・コナー、スカーレット・オハラが誕生していたかもしれない。
ホーキング博士が患った運動ニューロン疾患のリスクを特徴づける20の遺伝子が特定された。ホーキング博士が存在しないほうがよかったのだろうか。
J.B.S.ハルデインが推測したように、ベートーベンは耳が聞こえなかったからではなく、うつ病と躁病に悩まされ、双極性障害だったのではないかと推測している学者もいる。
また、アイザック・ニュートンは、その特異な行動の連続から、単に非常に変わった人物に分類されるかもしれないが、自閉症であった可能性も十分にある。ニュートンも躁と鬱を繰り返しており、統合失調症ではないかと考える人もいる。
エイブラハム・リンカーンもまた、深いうつ病に苦しんでいた。科学者や医師の中には、マルファン症候群か、あるいは多発性内分泌腫瘍2B型という珍しい遺伝子疾患を患っていたと推測する人もいる。この疾患は、通常、長身で小柄で、顔が細長くなるのが特徴である。
ウィンストン・チャーチルの人生を決定づけた重大なうつ病とアルコール依存症は、ゲノムデータが無限にあるこの時代には、ほぼ確実にその根底にある遺伝的構造をもっていたはずだ。その彼が、他人の障害を根絶することに力を注いだとは、なんとも皮肉な話である。
あるいは、このような偉大な人々が存在することを許されなかったという、その場しのぎの代替現実に煩わされることなく、その代わりに、精神疾患が生涯のうちに4人に1人の割合で影響を及ぼすことを思い出すべきかもしれない。
私たちは、精神的な問題が偉大な人の中にあるときは偉大さの源として祭り上げ、それ以外の人の中にあるときはそれを呪う。その代わりに、優生学の基礎に位置するこれらの基準は、人間の価値を測る絶対的な指標ではなく、しばしば権力者の命令によって下される恣意的な価値判断であったことを認識すべきかもしれない。
望ましくない、欠陥がある、障害がある、これらは政治的な用語であり、時代や気まぐれ、文化によって変化するものである。
政治家、ジャーナリスト、そして一部の科学者までもが、自分たちが事実だと思うことを自信たっぷりに主張する気軽さには目を見張るものがある。それは、昔も今も同じだ。
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もし、あなたが人々に指標や地位やランクを適用して、社会を改善に向かわせたいのであれば、こう考えてみてほしい。大量虐殺、戦争犯罪、化学戦争、民族浄化、金融危機、環境破壊、侵略、植民地化、レイプ、殺人など、人類の最悪の犯罪のうち、ダウン症の人々によって行われたものは一つもない。軟骨無形成症の人が大量殺人を犯したり、大量殺戮作戦を支持したことはない。
人口抑制の提案は、功利主義的な言葉で表現されることがある。最大多数の人々にとって最大の成功や幸福という指標で正当化される行動である。しかし、平均以下のIQの人(定義上、全人口の半分)、身体障害のある人、少数民族の人、あるいは単に貧困の連鎖に陥っている家庭の人を根絶することが、人間の幸福の総和を増大させることを示すものは何もない。
その人たちが最も苦しみを引き起こした行為に責任がない場合には。優生学者がそうであったように、人間を測定基準に還元することを望むのであれば、これは確かに単純な論理である。これが本当の功利主義的な議論ではないのだろうか。
もし本当に人間の苦しみの総和を減らしたいのであれば、権力者を根絶やしにすべきである。戦争は人によって行われるが、指導者によって始められる。
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私はあなたより優れているのだろうか?
私はあなたより頭がいいのか?
私の遺伝子はあなたより優れているのだろうか?
もしこれらの質問のどれかがイエスと答えられるとしたら、私は自分の遺伝子を他の人よりも優先的に保存する資格があるのだろうか?
その遺伝子を保存し、増殖させることで、より良い社会が実現するのだろうか?
その答えはわからないと思うが、私は「ノー」ではないかと思う。
遺伝は、この惑星がこれまでに見たこともないほど素晴らしい力だが、私たちはそれを、父親の銃を見つけた子供のように振り回している。
決定的に残酷でない限り、誰も人間の不幸の総和を増やしたくはない。誰もが自分の子供たちが成長し、最小限の痛みで、公平で平等な機会を得て生きていくことを望んでいる。
私たちは皆、親族、部族、友人、同胞が、生命、自由、幸福を追求し、成功することを望んでいる。
しかし、それを保証するために、一体、私たちは何をするつもりなのだろうか?
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mRNAワクチン接種後の急性期副作用のひとつとして血栓症や血管炎・心筋炎が多く見られます。
次の動画(↓)は、血栓症を中心に置いてワクチン接種の目的等を説明しているものです(1時間10分)。
DIED SUDDENLY『突然死』〜フルバージョン〜《翻訳:字幕★字幕大王》
人工ウイルスやワクチンの問題は次々と明らかになっていますが、残念ながら「じゃあ、地球の人口問題を他のどのような方法でコントロールするのか」という解決案は出てきていません。
私も良い解決案が思いつきません。
正統派(?)の陰謀論:「支配者からの手紙 〜 グローバリストからの手紙 日本語訳 〜 都市伝説 や 陰謀論 かそれとも真実か イルミナティ NWO」(NWO:New World Order)
↑の解説付きページ:全世界へ警告する!抵抗しても無駄だ!我々を倒せると思っているのか? お前達を抹殺する!
次は「補足説明3」
「新型コロナ」=「人工ウイルス説」にもとづく考察の本流は、この「補足説明2の 考察」→「補足説明3」→「補足説明4」→「補足説明6」となっています。
【その他の各種資料】
評価前の資料等はストックしています:▶ ▶ ▶
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お魚、お肉、豆腐などのタンパク質の豊富な食べ物を食べると、胃ではタンパク分解酵素の ペプシン が分泌されます。ペプシンは「一列につながったアミノ酸」の特定の部位を切断するので、タンパクは大小さまざまな長さの「一列につながったアミノ酸」に分解されます。こうしたペプシンの分解産物を ペプトン と呼びます。
ペプトンは小腸のタンパク分解酵素により1個1個のアミノ酸にまで分解され、栄養として吸収されます。
こうしたタンパク分解の研究は19世紀に進みました。
一方、アミノ酸をつないでタンパクを合成する逆向きの研究も進み、20世紀に入ると十数個の長さまで合成できるようになりました。
合成の研究者は、ペプシン分解産物のペプトンに対して、アミノ酸を人工的につなげたものを ペプチド と呼んで区別しました。
現在では、アミノ酸が2個以上つながったものをすべて ペプチド と呼んでいます。
詳しい経緯はコチラにありますが、見るのは後が良いでしょう →→→ 生化夜話 第41回:「ペプチド」という言葉を考えたのは誰?(Cytiva(サイティバ))
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「新型コロナ」=「人工ウイルス説」にもとづく考察の本流は、この「補足説明2の 考察」→「補足説明3」→「補足説明4」→「補足説明6」となっています。